Author Archives: Tatsuya OGINO - Page 67
時間の名称
時間が延びることを一般的に押すという。10分延びる場合は10分押し、1時間延びる場合は1時間押しなどという。「開場5分押しになりました」のように使う。現場で最もよく使われる用例である。 逆に時間が足りなくなり、短くするこ ...
稽古の名称
台本を読む稽古を読み合わせという。小劇場演劇では本読みということもあるが、本読みは劇作家・演出家が意図を説明しながら俳優に戯曲(本)を読み聞かせることを指す。俳優が実際に台詞を発する読み合わせを経て、戯曲は台本になる。現 ...
テープ類
演劇では数種類のテープを使うが、最も活躍するのは舞台にパンチを貼る場合である。まず粘着力の弱い養生(ようじょう)テープを貼り、その上に布両面テープ(りゃんめんと呼ぶ)でパンチを貼る。布両面テープは非常に強力なので、直接舞 ...
音のレベル
音のレベルに関する主な用語は次のとおりである。これは演劇だけでなく、放送・映画などでも同様に用いられる。なお、CI、CO、FI、FOは照明でも同様のイメージで用いられることがある。 ON……通常レベル。マイクに対して通常 ...
タイトルロール
二つの意味がある。一つは、その作品のタイトルが人物名になっている場合に、その役自身を指す。例えば『リア王』のリア王役のことでる。『ジーザス・クライスト=スーパースター』『オペラ座の怪人』のように、タイトルと役名が完全一致 ...
主催形態
カンパニー側から見た場合、大別してカンパニー自身が主催するかどうかに分けられる。主催する場合を手打ち公演、他に主催者が存在して金銭的リスクを伴わない場合を買取公演と呼ぶ。 実質は手打ち公演だが、宣伝のためにメディアに主催 ...
レパートリー
一般的には興行の演目を指す。例えば「このカンパニーはレパトーリーの幅が広い」のように使う。そのカンパニーによる創作作品の場合は、オリジナルレパートリーと呼ぶこともある。演劇では単なる演目ではなく、そのカンパニーや劇場が得 ...
公演日の名称
仕込み期間中を仕込み日、仕込みが終わって稽古に日が取れる場合は稽古日またはリハーサル日、本番1日目を初日、本番中間日を中日(なかび)、本番最終日を楽日(らくび)もしくは千秋楽という。なお秋という字に火が入っているのを嫌い ...
装置の基本
小劇場の舞台装置は、ほとんどがパンチ、平台、箱馬、パネルで出来ている。 パンチはニードルパンチカーペットの略で、舞台・イベントの床面に広く使われている。商業イベントだと使い捨て感覚だが、小劇場では大切に再利用する。色は黒 ...
情宣
情報宣伝の略で、小劇場界では宣伝活動の意味で使われている。元々は学生運動用語だと思うが、演劇が学生の表現手段として使われていく中で定着していったのではないだろうか。しかし、宣伝のことを情宣と呼ぶのは小劇場界だけだと思う。 ...
劇場下見チェックポイント
誰が行くべきか 劇場下見は、劇場探しの段階でのものと、借りることを決めてからのものがあります。 劇場探しの段階では、その劇場でやりたいか(表現面の相性)、本当に出来るか(物理的な制約)が判断基準となりますので、演出家と制 ...