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仕込み期間中を仕込み日、仕込みが終わって稽古に日が取れる場合は稽古日またはリハーサル日、本番1日目を初日、本番中間日を中日(なかび)、本番最終日を楽日(らくび)もしくは千秋楽という。なお秋という字に火が入っているのを嫌い、商業演劇では千穐楽という字を当てることがある。

楽日に昼夜公演ある場合の夜公演や、旅公演での最終公演地の場合などは、最後の最後という意味で大楽(おおらく)と呼ぶ。公演後の撤収作業はバラシで、通常はどんなに遅くても楽日にやってしまう。翌日に回すとバラシだけで劇場を借りることになり、経費面で非常にマイナスとなる。時間や装置規模の関係で、どうしてもバラシだけを行なう場合はバラシ日となる。

公演期間中に休みが入る場合は休演日、劇場自体に定休日がある場合は休館日、旅公演で他の公演地へ移動する日は移動日である。仕込みをして、同じに初日まで迎えてしまう場合は乗り打ちという。新劇の場合、巡演で同じ日にバラシまでしまう乗り打ちバラシもある。考えただけでハードである。