Author Archives: Tatsuya OGINO - Page 66
ダメ出し
演出家が役者に演技面で注意を与えることをダメを出す、ダメ出しといい、注意そのものをダメと呼ぶ。ダメを取るともいう。ただし、演劇界ではダメという用語は広く使われており、他のスタッフでもダメ出しは存在する。舞台を離れて日常で ...
照明の種類
照明機材そのものを灯体(とうたい)という。照明は灯体の設置されている位置による名称と、その灯体がつくる明かりの状態による名称がある。 位置で定義すると、舞台上の長方形ボックスのライト群をボーダーライト(ボーダー)、照明バ ...
手折り込み
チラシ折り込みを希望するカンパニーが劇場に集合し、チラシ束を組み上げる作業。通常、初日前日に設定されることが多い。枚数が多い場合は、公演期間中に作業日が複数回設定されることもある。広い作業場所が必要なので、カンパニーが殺 ...
見切れ
これは二通りの使われ方をするが、本来は客席から見て、演技や装置が角度の関係で見えない状態を意味する。 見切れてしまう場合は、その座席は商品として販売出来ないわけで、売り止めをする。これは実際に劇場に装置が建て込まれないと ...
灯体の名称
灯体に色を付けるフィルムをカラーフィルターもしくはゼラと呼び、色を表わす番号が付けられている。灯体をバトンに付ける金具がハンガー、灯体とコードと接続するメス側器具をコネクター、オス側器具をプラグという。その形状からT型や ...
舞台の方向
演劇界では客席から舞台に向かって右を上手(かみて)、左を下手(しもて)と呼ぶ。略して上(かみ)、下(しも)と呼ぶことも多い。劇場内だけでなく、稽古場や日常生活でもこの呼び方をすることがある。 舞台の幅を間口、高さをタッパ ...
きっかけと場当たり
本番中の舞台転換・照明・音響などのタイミングをきっかけという。放送用語のキューと同じだが、放送ではディレクターがその瞬間にキューを出すのに対し、演劇では役者の台詞や動作を目印にして、各スタッフが独自にオペレーションを行な ...
音響の基本
舞台における音響効果のことを音響と呼び、音楽、効果音、マイクによる拡声などを指す。コンサートやイベントではPA(Public Address)と呼ぶが、これは音を大きくする拡声だけのことを指し、音響効果とは性格が異なるも ...
チラシの種類
正式なものを本チラシ、本チラシの前に予告で作成するものを仮チラシ、本チラシが不足したときや追加情報がある場合に作成するものを臨時チラシと呼ぶ。それぞれ略して本チラ、仮チラ、臨チラという。...
チケットの種類
演劇界に限らず、興行の世界ではチケットのことを一般的に票券(ひょうけん)、チケット管理業務のことを票券管理と呼ぶ。 チケットの性格から分けると、前売券、当日券、当日精算券、招待券などがある。当日精算券は「精算を観劇当日に ...
宣伝写真の基本
写真にはネガ撮影とポジ撮影があり、高品位のものは後者がオススメ。ネガフィルムから原寸で印画紙に焼き付けることをベタ焼き、同様にポジフィルムから焼き付けることをラッシュという。写真店がサービスでくれるインデックスプリントと ...
舞台にて
舞台に出ていくことを出(で)、舞台からいなくなることをハケという。両方合わせて出ハケである。役者だけでなく、装置や道具にもハケるは使う。道具や衣裳が出ハケの邪魔にならないよう、介添えをすることを介錯(かいしゃく)という。 ...
印刷の基本
現在、ほとんどの印刷物がコンピュータによるDTPで作成されている。そのため印刷会社に発注する前の手順も、カンパニーから文字原稿をデザイナーに送り、デザイナーがレイアウトしたものを文字校正して、そのままMOでデータ入稿とい ...
制作と製作
制作と製作の使い分けには2種類ある。 まず一般用語としての使い方で、作品そのものをつくる場合に制作、作品中のモノをつくる場合には製作を用いる。大道具、小道具、衣裳などはモノに該当するので、大道具製作のように表記する。制作 ...