この記事は2013年9月に掲載されたものです。
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公演契約に役立つ情報源・サンプルへのリンク集
コロナ禍を踏まえた舞台芸術事業の契約における受注者・発注者双⽅への提言
- ON-PAM政策提⾔調査室契約ワーキンググループからの提案「舞台芸術事業の契約について」
ON-PAM(特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク)が発表した「舞台芸術事業の契約について―持続可能な創造環境整備のためのステートメント」に基づく具体案。
買取公演
買取公演の公演契約書サンプル⇒Internet Archiveで閲覧可能
平成12年度関東甲信越静地区公立文化施設協議会自主事業研修会「自主事業等の契約行為における注意点」(講師/手塚明氏)で使用されたサンプル。
実演を含む著作権契約全般
- 文化庁「誰でもできる著作権契約マニュアル」
著作権契約の基本的な考え方や具体的な条項の趣旨をわかりやすく解説したもの。 - 文化庁「著作権契約書作成支援システム」
必要項目を入力すると契約書の文言が出力される。「誰でもできる著作権契約マニュアル」と併用のこと。不足する条項は補うこと。
戯曲・音楽
- 日本劇作家協会+日本劇団協議会「統一モデル契約書」
日本劇作家協会と日本劇団協議会が共同作成した戯曲執筆・上演用のモデル契約書。執筆委嘱・上演用、既存作品上演用(独占型)、既存作品上演用(非独占型)の3種類。 - JASRAC「音楽をつかう方」
JASRAC管理楽曲の著作権処理はこちら。
実演
- 文化審議会著作権分科会契約・流通小委員会(平成17年第6回)資料1
「舞台公演と実演家の契約について」
日本芸能実演家団体協議会(芸団協)実演家著作隣接権センター運営委員の椎名和夫氏が、舞台出演で「必ず契約書をとりかわしている」実演家は13.9%であることを報告。このため芸団協では、出演契約における基本的事項を定めた約款(普通取引約款)の制定を提案している。個別に出演契約書を作成する場合は、これら基本的事項を網羅すべきだろう。約款イメージ(案)約款は、個別の契約が結ばれにくい状況に対応するため、制作者(発注者)と出演者サイド双方に必要と思われる、基本的な事柄をカバーするものとする。
1.発注者および制作者の義務
1.出演者の所属事務所の義務
1.出演者の義務
1.書面契約による出演依頼の定め
1.スケジュールの変更
1.出演料の支払日
1.発注・制作の中止・延期・変更
1.キャンセル(契約解除)の場合の取り決め
1.事故補償義務 - 日本演劇興行協会「子役と演劇製作者の契約書サンプル」
主催者・制作者と未成年の出演者(子役)が労働契約を結ぶ場合のサンプル。 - 日本音楽家ユニオン「催事・イベント公演契約書」
演奏家用のサンプル。
スタッフ
日本舞台美術家協会「舞台美術と著作権」⇒Internet Archiveで閲覧可能
舞台美術家の著作権について概略をまとめたもの。日本舞台美術家協会は「デザイン委託契約書サンプル」を公開しており、福井健策編著+二関辰郎著『ライブ・エンタテイメントの著作権』(著作権情報センター、2006年)に収録されている。ライブ・エンタテインメントの著作権 (エンタテインメントと著作権―初歩から実践まで 1)posted with amazlet at 13.09.07福井 健策 二関 辰郎
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観客
- コンサートプロモーターズ協会(旧・全国コンサートツアー事業者協会)
「ライブ・エンタテインメント約款」
コンサートにおける主催者と入場者の契約関係を明示した約款。 - 吉本興業「チケット販売及び観劇約款」
- 吉本興業「団体チケット販売約款」
吉本興業の各種約款。
参考資料
- 著作権情報センター「著作権データベース」
関連法令や条約、文献・資料、著作権に関する相談先など。文化法研究会編著『舞台芸術と法律ハンドブック―公演実務Q&A』(芸団協出版部、2002年)は、著作権や契約を中心に、消防法や税務なども含めた舞台の法的問題を実務レベルで解説している。
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