この記事は2008年11月に掲載されたものです。
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「多摩川アートラインプロジェクト」にパフォーミングアーツ企画、美術中心から変貌
東京都大田区を走る東急多摩川線エリアで2007年から始まった「多摩川アートラインプロジェクト」(主催/同実行委員会、NPO法人大田まちづくり芸術支援協会)は、11月1日~9日に開催する「アートラインウィーク2008」の一環として、パフォーマンス「多摩川劇場」を2日~3日に行なう。昨年は美術中心のイベントだったが、今年はパフォーミングアーツが大きな役割を担う。
通常ダイヤとは別に運行される蒲田駅発14時の回送電車(3両編成)を使い、多摩川駅までの約10分で、柴幸男(青年団)、中野成樹(中野成樹+フランケンズ)、山下残の3氏による演劇・ダンス作品を上演する。無料だが、乗車券(大人150円)と11時から配布する整理券(車両指定)が必要。定員は150名(1車両50名)。
1日の開会式では、珍しいキノコ舞踊団の無料野外パフォーマンスも田園調布せせらぎ公園(東京・田園調布)で行なわれた。
「多摩川劇場」のパフォーミングアーツは、劇場外での舞台芸術上演を目指すOffsite Dance Project(横浜市)主宰の岡崎松恵氏(元STスポット館長・BankART 1929館長)がディレクション。シアターガイド・オンラインの特集によると、同プロジェクトの存在を知って事務局に提案、即決で採用されたという。制作はSTスポット(横浜駅西口)の佐藤泰紀氏。
こうしたアートイベントは全国に多数あるが、まだ美術中心のところが多い中、パフォーミングアーツが大きな役割を担う「多摩川劇場」は注目に値する。電車内の上演は最近増加しているが、今回も舞台芸術を身近に感じさせる企画となるだろう。
詳細は同サイト参照。
シアターガイド・オンライン/特集ページ
「多摩川アートライン2008パフォーマンスプログラム『多摩川劇場』」
http://www.theaterguide.co.jp/feature/tamagawa/