この記事は2008年9月に掲載されたものです。
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横浜・急な坂スタジオが商店街を舞台に国際的話題の街頭パフォーマンス
横浜市アーティスト・イン・レジデンス事業の一環である急な坂スタジオ(横浜・野毛山)国際交流レジデンス事業として、無料の街頭パフォーマンス『ラ・マレア横浜』が10月3日~5日夜に吉田町商店街(横浜・関外)で上演される。荒天時中止。
アルゼンチンのマリアーノ・ペンソッティ氏による脚本・演出で、オーディションで選ばれた16名の日本人キャストにより、9本のショートストーリーが路上や店内で同時上演される。2005年にブエノスアイレス国際演劇祭製作で初演され、その後ブリュッセル、ベルリン、リガ、ダブリン、モントリオールなどで上演。急な坂スタジオが横浜バージョンを共同制作する。日本側ディレクターは相馬千秋氏(急な坂スタジオ)。平成20年度文化庁国際芸術交流支援事業。
アーツコミッション・ヨコハマ、吉田町町内会、吉田町名店街会が共催し、独特の雰囲気を持つ商店街を舞台に、ユニークな関連企画も用意されている。約40軒あるバーのうち19軒が参加する毎年恒例の「バーズ・ストリート」では、作品をモチーフにしたオリジナルカクテルを用意。古書と人の出会いを演出する活動を続けるユニット・ブックピックオーケストラが、舞台の一つとなる古本屋「書肆彼岸堂」を運営する。
商店街全体で通行制限せずに同時上演するため、チケットや開演・終演のアナウンスは特にない。俳優は日本人だが、無言劇で字幕表現になるという。解説資料も配布される。地域密着のレジデンス作品は類例があるが、外国人アーティストが横浜を舞台にどう描くか注目したい。
特設サイトはWordPress 2.6で構築されているが、一見ブログとは思えない体裁で、制作者は参考にすべきだろう。
詳細は同サイト参照。