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小劇場演劇の自主制作を積極的に進める高知県立美術館(高知市)は、2005年から中島諒人氏(鳥の劇場、本拠地・鳥取市)を演出に迎え、地元の高知演劇ネットワーク・演会との共働プロジェクトを開始。07年からは「Theatre Lab.こうちMe」として、高知県内で上演の場を開拓している。07年10月には高知城二ノ丸(高知市)に特設野外シアターを組み、『天守物語』(作/泉鏡花)を、藤岡武洋氏(演会・劇団MAC)の演出で4日間上演した。

同作品は08年10月29日~11月2日に高知城で再演されるが、毎日新聞大阪本社版10月6日付朝刊(高知版)がこれまでの経緯を熱く紹介している。記事によると、演会は現在9カンパニーで構成、約60名が参加している。高知城の利用は、代表の西村和洋氏が、結婚式を挙げているニュースで利用可能なことを知って交渉。1週間7万円という安価で借りられたという。昨年は台風15号が接近し、本番4日前に一度公演中止を決めたが、台風が勢力を弱めたため実現した。取材は大澤重人・高知支局長。記事は毎日.jpで全文読める。

毎日.jp「支局長からの手紙:5日限りの大劇場/高知」
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20081006ddlk39070308000c.html

「Theatre Lab.こうち Me 3rd」特設サイト
http://www.kochi-engeki.net/tenshu/