Pocket

仙台市で「杜の都の演劇祭」が10月12日から開催される。11日から始まる劇団四季公演『美女と野獣』(仙台・東京エレクトロンホール宮城)のロングランに合わせ、約10演目のリーディング公演を実施するもの。全国から観客が集まる四季会期中に、仙台の演劇を知ってもらう狙いだ。会場は市内約10か所の飲食店やショップで、料理やドリンク込みで低価格で提供するという。

オープニングプログラムはロングランや海外戯曲も手掛けるLiterary Guild Theater(本拠地・仙台市)が、『父帰る』(作/菊池寛)『驟雨』(作/岸田國士)の2本を、市内中心部の「AKITA DINING なまはげ仙台店」で5ステージ上演。マチネはランチ、ソワレはドリンク・料理付きで2,000円と安価だ。四季の観客を食事と共に誘う作戦で、上演時間も約1時間に抑えている。11月中旬からは8名の演出家によるプログラムが繰り広げられる。

同演劇祭は杜の都の演劇祭2008プロジェクト、仙台市、財団法人仙台市市民文化事業団、劇団四季「美女と野獣」を愉しむ会が共同主催。劇団四季仙台オフィスを始め、仙台商工会議所、仙台・宮城デスティネーションキャンペーン推進協議会などが協力を名を連ねている。演劇を観光要素として正面から取り組んでいる、注目のキャンペーンだ。

プロジェクト代表には、せんだい演劇工房10-BOXの前工房長・熊谷盛氏(劇団麦主宰)が就任。仙台を代表する演劇人たちが総合ディレクション、事務局を務める。

詳細は同サイト参照。