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大阪大学が同校教授の平田オリザ氏作・演出で進めている「ロボット演劇」(2008/6/28付本欄既報)について、日本経済新聞東京本社版10月7日付夕刊が進捗を伝えた。

記事によると、作品は平田氏書き下ろしの『働く私』。上演時間20分で、男女の俳優2名とロボット2体が出演。マンションで男優とロボット1体が事情により働けないという設定で、働くことの意味を問うという。

ロボットは三菱重工「wakamaru」(高さ100cm、直径45cm、黄色)を使用。9月25日に青年団の俳優と初顔合わせを行なった。平田氏は「ロボットを操作している人(の存在)を感じずに演じられた。十分やれる」と評価。微妙なニュアンスを伝えるため、台詞にしぐさを交えるなど、演出面の工夫が重要としている。

今後は技術担当のソフトウエア開発会社・イーガー(大阪市)がプログミングを重ね、11月中旬から1週間の稽古を行なう。11月24日~25日に大阪大学21世紀懐徳堂(大阪府豊中市)で試演会が予定されている。記事は日経ナビ2009で全文読める。取材は大阪本社社会部文化グループ・小橋弘之編集委員。

日経ナビ2009/業界別ニュース
「『ロボット演劇』大阪で始動――『感心より感動』、人間顔負け目標(夕刊文化) 」
http://job.nikkei.co.jp/2009/contents/news/inews/nt21auto025/NIRKDB20081007NKE0353.html
三菱重工wakamaru.net
http://www.mhi.co.jp/kobe/wakamaru/