この記事は2008年4月に掲載されたものです。
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キリンバズウカが東京で活動再開、「のぞき部屋演劇」のZOKKYと王子小劇場で「リバーシブル公演」
2002年から05年にかけて大阪府立大学系の学生劇団として人気を集めていたキリンバズウカ(本拠地・東京都北区)が、プロデュース形式により活動再開した(4/25~4/29、東京・王子小劇場)。主宰の登米裕一氏は王子小劇場(東京・王子)スタッフで、07年度PFFグランプリ作品『ガール・スパークス』共同脚本・出演や、同作品の石井裕也監督作品『剥き出しにっぽん』(大阪芸大卒業制作)主演、同新作『ばけもの模様』共同脚本など、映画界でも注目を集めている。
同公演では、期間中の土日祝に劇場裏手で別団体のZOKKY(本拠地・東京都狛江市)が「のぞき部屋演劇」を上演する。小部屋の中で繰り広げられる作品を一人の観客がのぞき穴から観るもので、マダムゴールドデュオの小林タクシー氏が03年からスタートし、現在はZOKKYとして新しいプロジェクトに取り組んでいる。05年には第14回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルに出場した(2005/1/25付本欄既報)。今回は3~5分程度の3作品から、観客がその場で選ぶ。
同一劇場で表と裏から楽しめる「王子リバーシブル提案作品」と銘打ち、ZOKKYを観る場合は裏道に面した搬入口エレベーター(サトーデンキビル駐車場奥)から入場。同時上演のため音の問題が懸念されたが、防音対策を施すなどして完全なスペースの隔離を図ることに成功したという。同一劇場で複数作品を上演することにより、ゴールデンウィークの王子へ集客することが目的。ZOKKYに必要な面積は1坪ほどで、今回はその特性を存分に活かした企画になったとしている。
キリンバズウカサイト
http://kirinba.seesaa.net/
ZOKKY advanced
http://zokky.jp/
ZOKKY advanced「王子小劇場・裏への案内図」
http://zokky.jp/oji_reverse_map.gif