Archives for ナレッジ
【2024年5月更新】見切れを起こさない
客席の責任者は舞台監督ではなく制作者 演劇界では、小屋入りすればフロント・楽屋を除く劇場内部のことは舞台監督が仕切るものですが、客席については制作者が責任を負います。特に舞台の見え方についてはチケット代に直結しますので、 ...
演劇で収益を出すことは可能か
この記事は中堅以上の制作者向けに書いたものです。創生期・若手の制作者は、まず「公演予算の組み方」を読み、「経費が収支トントンになる予算」を目指してください。この記事は、そこから先の「ギャラを支払える予算」を考えるためのヒ ...
【2023年3月更新】公演期間中に役立つツール・テンプレート
当日運営業務委託範囲確認シート(Excel:30KB・ZIP形式) 当日運営を受託する際、なにをどこまでやるかを主催者側と決めるための確認シートです。具体的な使用イメージ、使用方法は「当日運営の業務委託範囲確認シート 」 ...
【2022年10月更新】当日運営の業務委託範囲確認シート
当日運営を「業」として請け負う制作会社やフリーランスの方から、待遇面や業務内容の拡大への不満をよく耳にします。これは業務範囲がグレーになっている部分があるのに加え、専門的な業務に対する価値の有償化が出来ていないからだと考 ...
いま電子書籍(Kindle)で入手出来る、制作者注目の演劇関連書10冊
演劇関連書の多くがすぐに絶版になってしまいますが、電子書籍で復刊されるケースも増えてきました。2021年3月7日現在、アマゾンのKindleで購入可能な電子書籍から、小劇場演劇に関わる制作者に読んでもらいたい10冊を選び ...
【2023年3月更新】演劇におけるハラスメントについて
ハラスメントは演劇界の抱える大きな闇 演劇界は、他の業界に比べてハラスメントが生まれやすいと思われます。芸術という個人の感性が重視される分野なのに加え、部外者を遮断した稽古場で長期間共に過ごすことが多く、先輩アーティスト ...
「当日制作」という役割はない
はじめに 2010年代の初めごろから、公演中のフロントスタッフを務める若い人が「当日制作」と名乗るようになりました。演劇制作の役割を表わす呼称として、これはおかしいと思います。本人は「公演当日の制作」という意味で使ってい ...
公演予算の組み方
予算を組めたら制作者として一人前 公演予算を組めるようになれば、一人前の制作者だと思います。公演予算を組むためには、支出面では公演ごとに必要な作業を網羅し、個別要件を加味し、それらにかかる費用の相場観を体得しなければなり ...
労働安全衛生規則改正による「足場の組立て、解体又は変更の作業」について
最初に強調しておきたいのは、劇場は様々な舞台機構、高所作業、暗所作業があり、常に危険と隣り合わせだということです。大袈裟ではなく実際に死亡事故は起こっていますし、開演中でないと報道されることも少ないため、広く知られていな ...
カンパニーを進化させ集客へと導く具体的な方法/(10)制作者がいても劇団員全員が制作を自分事として考える
●分割掲載です。初めての方は(1)から順にご覧ください。 制作者はディレクションする立場 今回は原点に立ち戻り、制作者と劇団員の関係性について考えてみます。制作業務にはマンパワーが必要なものが多く、劇団員の協力が不可欠で ...
【2015年9月更新】助成金の探し方/ファンドレイジングの方法(2)
●分割掲載です。初めての方は(1)から順にご覧ください。 行政や公共ホールが行なっている公的助成制度を探す 行政や公共ホールが行なっている助成制度は多数あります。データベースでは漏れがあったり、最新情報が反映していません ...
【2015年9月更新】助成金の探し方/ファンドレイジングの方法(1)
芸術団体が助成金を探す方法をまとめました。 ※任意団体のカンパニーをターゲットにしていますが、民間劇場や中間支援組織も参考になるでしょう。平成28年度から、日本芸術文化振興会「トップレベルの舞台芸術創造事業」が法人格必須 ...
助成金に採択される可能性を高める申請書の書き方(2)
●分割掲載です。初めての方は(1)から順にご覧ください。 公的助成は「どのように社会に貢献するか」を書く 日本芸術文化振興会では、日本版アーツカウンシルの試行的取り組みとして、助成対象活動の事後評価、助成事業に関する調査 ...
助成金に採択される可能性を高める申請書の書き方(1)
申請する側の視点ではなく、選ぶ側の視点になって書く これは助成申請に限ったことではありません。人が誰かに選ばれるとき、合否を決めるのは選ぶ側の視点に立てるかどうかということです。申請する側には唯一無二の申請書であっても、 ...