この記事は2004年6月に掲載されたものです。
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Ort-d.dが重要文化財の東京国立博物館表慶館で上演、多彩な連携企画も
Ort-d.d(本拠地・宮崎市+東京都立川市)は、7月1日~7日に東京国立博物館表慶館(東京・上野)で『四谷怪談』を上演する。同博物館での独立した演劇公演は、2003年11月に東洋館で上演したク・ナウカシアターカンパニー(本拠地・東京都品川区)に続いて2回目(2003/10/28付本欄既報)。
今回も同博物館が共催で、休館日の月曜日も上演するほか、公演日以外も展示が見られる平常展チケットが付いている。同博物館主催の講演会「四谷怪談の演劇史」や、同博物館友の会限定の催し「桜燈火」(はなとうか)とも連動し、観劇者は無料で参加可能。
表慶館は1909年に開館した日本初の本格的な美術館で重要文化財。明治末期の代表的洋風建築で、ここでの演劇は快挙と言えるだろう。上演に際しては反響対策などの工夫が必要になるだろうが、不可能を可能にしていくOrt-d.dの試みは、小劇場界に確実に新しいページを書き加えている。
Ort-d.dサイト
http://ort.m78.com/
東京国立博物館サイト
http://www.tnm.jp/