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大阪の4劇場で行なわれている平日公演支援プログラム(2004/1/21付本欄既報)を、毎日新聞大阪本社版6月10日付夕刊が紹介した。

既報のシアトリカル應典院(谷町九丁目)、HEP HALL(梅田)、JUNGLE in→dependent theatre(日本橋)に続き、現在はウイングフィールド(心斎橋)も参加している。「平日観劇・感激!キャンペーン」の名称で、カンパニーと観客に平日の上演と観劇を働きかけている。

記事によると、週末より動員が減ることはほとんどなく、シアトリカル応典院は「平日に観客がいないというのは関係者の妄想では」と語っている。客層も平日は学生と会社員が多く、マチネは主婦も目立つという。取材は大阪本社学芸部・畑律江編集委員。

fringeがかねて主張しているとおり、週末だけの公演で観客に作品を届けられるわけがない。東京以外でも最低1週間上演するのが当たり前だという意識を持っていただきたい。週末だけの公演という悪癖を絶たない限り、大阪の劇場閉鎖問題の根本的解決にはならない。