この記事は2004年5月に掲載されたものです。
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大阪・HEP HALLで全席指定公演が続く、他のカンパニーも積極的な導入を
HEP HALL(大阪・梅田)が2004年に入って全席指定の公演を多数行なっている。
これまで平土間の同ホールを全席指定にする公演は限られていたが、今年は遊気舎(2/5~2/8)、スペクタクル・ガーデン(3/7~3/9)、つくもはじめ・みやなおこ二人芝居(4/5~4/7)、立身出世劇場(4/15~4/20)、G:フォレスタ(5/11~5/13)と続き、今後もファントマ(5/21~5/31)、ドナインシタイン博士のひみつ学会(6/4~6/6)、original tempo(6/15~6/17)、劇団満遊戯賊(6/24~6/27)と、全席指定のほうが当たり前の状況になってきた。
全席指定の一般化は前身のオレンジルーム時代から振り返ってもなかったことで、丸山啓吾プロデューサーが強力に推進しているものと思われる(2004/2/29付本欄既報)。
現在は全席自由の公演も混在しているが、固定席でなくても事前に座席配置を綿密にプランニングすれば全席指定は充分可能だ。日時指定をもう一歩進め、観客が開演時間直前に来場しても大丈夫なように、関西のカンパニーも積極的に全席指定を導入すべきだろう。特に、ベテランカンパニーがいまだに日時指定レベルにとどまっているのは票券管理能力を問われるだろう。
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