この記事は2004年5月に掲載されたものです。
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大阪に新しい小劇場が10月オープン、稽古場なども持つ複合シアタービル誕生へ
JUNGLE in→dependent theatre(大阪・日本橋)を運営する有限会社ジャングルは、劇場業務やイベント・映像製作を担当する企画部を分社化し、有限会社ウエストパワーを設立した。新会社は新劇場「in→dependent theatre 2nd」(仮称)を今年10月にオープン、現劇場を合わせて2館体制とすることを5月26日発表した。
新劇場は現劇場同様、日本橋の倉庫を改造するもので、4フロア2,000平方メートルの広大な面積を持つ。当面は1・2階を劇場と楽屋に使用するが、将来的には上層階に第3の劇場や稽古場、劇団事務所や交流スペースを兼ねるカフェ・店舗などを持つ複合シアタービルを目指すという。さらに稽古場・楽屋は、旅公演時の宿泊施設として利用出来るよう検討している。
新劇場はキャパ150~200名(可動式階段席)、平土間で基本舞台は間口12m×奥行7.2m(最大)、タッパは5~6mが確保されている。交通は地下鉄堺筋線「恵美須町」徒歩5分。小劇場として理想の諸元で、200名規模の小劇場を切望している関西小劇場界の救世主となることは間違いないだろう。将来構想も含め、動向から目が離せない。
2館のプロデューサーは、現劇場プロデューサーの相内唯史氏が当面兼務する。この劇場を拠点とするフランチャイズカンパニーも視野に入れ、運営体制の最終調整を行なっている。新劇場のオープニングラインナップ(4作品)は公募する。
詳細は同サイト参照。