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オパフェ!(オーサカパフォーマンスフェスティバル)

「大阪・アジアアートフェスティバル」(主催/同実行委員会=大阪府、大阪市、大阪商工会議所等で構成)の一環として、2005年~07年に松下IMPホール(大阪・京橋)で4回(05年は春夏2回)開催されたOSAKA SHORT PLAY FESTIVAL(OSPF)(2005/7/3付本欄既報)が、「オパフェ!」(OPF=オーサカパフォーマンスフェスティバル)として10年1月に復活した。09年12月~10年1月に開催された「MIDWAY OSAKA」(主催/同実行委員会=大阪府、大阪市、大阪商工会議所等で構成+文化庁)の一環。文化庁地域文化芸術振興プラン推進事業。

1月9日~10日、15~16日に御堂会館大ホール(大阪・本町)で計31組のパフォーマンス団体が各15分のショートプレイを行なったが、有料のOSPFと異なり、今回は入場無料・出入り自由とした。開催中にクチコミで動員が広がり、キャパ900名の客席が最終日は満席になり、延べ2,500名を動員したという。

さらに1月22日~24日にはstudio ZAZA(大阪・道頓堀)で公募メンバーによる無料ノンバーバル(非言語)パフォーマンスを別途開催、今後のロングラン公演を見据えたトライアウトとした。ノンバーバルの特徴を活かし、旅行中の外国人が楽しめる常設イベントにすることを狙っている。

OPFのプロデューサーは小原啓渡氏(大阪市立芸術創造館館長、ART COMPLEX 1928統括プロデューサー)、統括ディレクターはOSPF事務局代表も務めたウォーリー木下氏(sunday、THE ORIGINAL TEMPO)。THE ORIGINAL TEMPOはノンバーバルパフォーマンスで海外公演を重ねており、今回のトライアウト公演も木下氏が本名の木下晶弘名義で構成・演出を担当した。

OPFに対する今後の行政の支援は不明だが、木下氏は大阪日日新聞2月17日付で、行政に頼らず民間ベースで2~3か月に1回開催出来る仕組みを検討しているとし、「年内に実現したい。出演者はもちろん、劇場にとってもいろんな人に使ってもらい、道が開けるはず」とコメントしている。

ジャンルを超えた表現を紹介するOSPF、OPFの活動は、観客のクロスオーバーを図り、その間口を広げるものではないか。「学校の行事で一度見た公演や、先入観で“面白くない”と判断しないでほしい」と語る木下氏らの活動に注目したい。

詳細は公式サイト参照。

大阪日日新聞/大阪ヒト元気録「見る側の意識変えたい」ウォーリー木下さん
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/genkiroku/100217/20100217045.html

YOMIURI ONLINE「外国人楽しませよう セリフないパフォーマンス…大商など創作イベント 出演者公募」
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091010-OYO8T00277.htm