Pocket

HEADLINES

■動静

舞踏家・大野一雄氏が6月1日に呼吸不全で逝去。103歳だった。

asahi.com「舞踏家、大野一雄さん死去 103歳 国内外にブーム」
http://www.asahi.com/obituaries/update/
0602/TKY201006010573.html

内閣府行政刷新会議による「事業仕分け」第2弾で、財団法人地域創造が5月21日対象となり、「地域の文化・芸術活動支援事業」「公共ホール活性化事業」が見直しに。財源となっている宝くじについても、問題が解決されるまで販売中止を求めたが、枝野幸男行政刷新担当相が25日に撤回した。

YOMIURI ONLINE「宝くじ関連8事業『廃止』…仕分け判定」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100521-OYT1T01004.htm
MSN産経ニュース「宝くじ発行停止を撤回 枝野行政刷新相と原口総務相が協議」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100525/plc1005251104009-n1.htm

「北海道に国立劇場の創設を願う有志会議」が5月31日結成。呼び掛け人は北海道文化財団の磯田憲一理事長。

asahi.com「道内に国立劇場 有志が創設運動」
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001006010005

SPAC(静岡県舞台芸術センター)が「Shizuoka春の芸術祭2010」での公演(6/12~6/13、静岡・静岡芸術劇場)用に実施した舞台美術コンペティションは、44名・団体がエントリー。応募31案から青木祐輔氏のプランを採用。応募作は6月13日まで同劇場1階ロビーで展示中。

■イベント

コンカリーニョ(札幌・琴似)が、09年の演劇博覧会「カラフル3」でコンカリーニョ賞に選んだニットキャップシアター、ユニット美人(以上本拠地・京都市)を札幌に招き、地元の弦巻楽団、introと共に1日4カンパニー上演する「VS.KYOTO」を9月11日~12日開催。

パスカル・ランベール氏(フランス・ジュヌビリエ国立演劇センター芸術監督)の新作を、富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県富士見市)、舞台芸術公園野外劇場「有度」(静岡市)、宮崎県立芸術劇場演劇ホール(宮崎市)の3劇場が、それぞれ若手演出家との共同演出+地元公募出演者で制作。富士見=多田淳之介(同劇場芸術監督)、静岡=大岡淳(SPAC文芸部)、宮崎=吉田小夏(青年団演出部、青☆組)の各氏。10月上演。

アール・ユー・ピー(東京都新宿区)が、つかこうへい氏伝説の舞台『広島に原爆を落とす日』(演出/岡村俊一、主演/筧利夫)(東京8/6~8/22=シアターコクーン、大阪8/27~8/29=森ノ宮ピロティホール)を「原爆の日」から再演。岡村氏は広島出身。

1997年以来、東京と大阪でしか上演されていない『ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~』が金沢で上演の可能性。北國新聞5月26日付朝刊が伝えた。北國新聞赤羽ホールでの自主事業を構想か。

8月21日~10月31日に開催される「あいちトリエンナーレ2010」の詳細プログラム発表。ニブロール、平田オリザ+石黒浩研究室(大阪大学)、チェルフィッチュが世界初演。

京都市芸術文化協会は10月24日~11月23日に「京都国際舞台芸術祭2010」を初開催。会場は京都芸術センター、ART COMPLEX 1928、アトリエ劇研、観世会館、京都芸術劇場。主催プログラムはPort B、チェルフィッチュ、鉄割アルバトロスケット、Gisele Vienne/カンパニーDACMほか。⇒企業メセナ協議会サイト「助成認定活動の紹介」

ぽんプラザホール(福岡・キャナルシティ博多横)が10周年記念で「福岡・九州地域演劇祭」を8月20日~9月8日開催。総合プロデューサーは高崎大志氏(NPO法人FPAP)、プロデューサーに大橋敦史氏(東海シアタープロジェクトから全国修行中)を迎えた。劇場プロデュース公演を複数上演。

■劇場・稽古場

NPO法人フリンジシアタープロジェクト(京都市)が、アートコミュニティスペース「KAIKA」(京都・四条烏丸)を7月1日オープン予定。芸術監督に蓮行氏、プロデューサーに大橋敦史氏(東海シアタープロジェクトから全国修行中)。同NPOの植村純子氏が個人ブログで明らかに。

■賞

米国の国立舞台芸術施設「ケネディ・センター」が国別に贈っている芸術部門ゴールドメダルに蜷川幸雄氏。

第29回日本照明家協会賞発表。舞台部門大賞・文部科学大臣賞は寺田義雄氏(無名塾『マクベス』)。

第10回愛知県芸術劇場演劇フェスティバルグランプリ賞に劇団あおきりみかん(本拠地・名古屋市)『ここまでがユートピア』。

■サービス

チケットぴあが6月1日からセブンイレブンでの24時間発券開始。フリーペーパー『7ぴあ』を6月7日創刊。北海道・東北版、関東版、東海版、関西版、中国・九州版で計50万部。

ぴあ総合研究所が活動休止。ライブ・エンタテインメント市場調査10年で区切り。最終となる09年調査結果は小冊子で配布。演劇は動員数(499万人→432万人)、市場規模(323億円→306億円)とも対前年減。

ロングランプランニングは5月26日、チケット販売サイト「Confetti」で付与する「カンフェティポイント」を、6月7日からEdyポイントに交換すると発表。昨年11月から「nanacoギフト」への交換を開始したが、日経産業新聞5月26日付によると利用は月間約150件と伸び悩んでいた。Edy導入で300件以上にしたいとしている。同サイト会員数は現在7万名強。

ネビュラエクストラサポート(Next)は、公演主催者に折込チラシを選ばせる「主催者セレクト方式」を、NODA・MAPで試験的に実施。事前に5,000部×8クールのエントリーを受け付け(クールごと)、セレクト結果を知らせた。この方式に対するアンケートを6月10日まで募っている。