この記事は2008年12月に掲載されたものです。
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大阪・HEP HALLが観客参加型ゲームイベントを自主企画、バックステージツアーの未来形
HEP HALL(大阪・梅田)が、「HEP HALLからの脱出」と題したユニークな観客参加型ゲームイベントを実施している。
これは劇場に閉じ込められた設定の観客が協力して謎解きを進め、1時間以内に鍵を発見する「リアル脱出ゲームプロジェクト」で、2008年6月14日~15日に1回目を開催。定員30名で2日間9ステージを行なった。京都のフリーペーパー『SCRAP』が共同プロデュース、ヨーロッパ企画(本拠地・京都市)が制作協力し、前売完売の評判となった。
このため2回目が12月19日~21日に決定。1回目と同様に3日間12ステージを行なうが、好評につき2ステ追加が決まった。1回目が全ステ前売完売になったため、今回は前売・当日同一料金に設定されたが、初日1ステ目は「デバッグ公演」と題してプレビュー料金(500円、通常2,000円)にした。内容はかなり高度で、1回目は9ステ中2ステで脱出失敗に終わっている。
劇場の自主企画として非常に面白く、単なるバックステージツアーに終わらない付加価値も生まれる。全国の劇場もバックステージツアーに代わるものとして企画したらどうだろうか。1回目の内容は同劇場スタッフブログで詳細に紹介されている。ホテルのミステリーツアーのように、劇場の新たな収入源としても注目される。
HEP HALLスタッフブログ
【概要】HEP HALLからの脱出(1回目の告知)
http://www.hephall.com/?p=1282
「彼らは如何にしてHEP HALLから脱出するに至ったのか?」(1回目の内容紹介)
http://www.hephall.com/?p=1445
【概要】HEP HALLからの脱出2(2回目の告知)
http://www.hephall.com/?p=1820