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C.T.T.名古屋による「C.T.T. selection in nagoya 09」に、三重県文化会館と名古屋市千種文化小劇場がシンポジウムを絡めた、公共ホールと民間劇場とのユニークな連動企画が1月8日~11日に開催される。

1/ 8(木)      三重プレ企画「意見交換会」
          三重シンポジウム「地域における舞台芸術の活性化について」
          (三重県文化会館小ホール)
          ↓
1/ 9(金)      名古屋シンポジウム「みんな、旅公演に行きたいかー!」
          (名古屋市千種文化小劇場)
          ↓
1/10(土)~1/11(日) C.T.T. selection in nagoya 09(七ツ寺共同スタジオ)
          よこしまブロッコリー(名古屋)
          烏丸ストロークロック(京都)
          夢追ゐ(名古屋)

会場となる3劇場は、2008年9月の青年団+三重県文化会館『隣にいても一人』(三重編)の名古屋上演で協働した経緯があり、今回の連携につながった。

三重シンポジウムは先進劇場の事例紹介や地域アイデンティティ形成などをテーマに、中島諒人(鳥取・鳥の劇場)、籾山勝人(愛知・長久手町文化の家)、岡井直道(金沢・かなざわ演劇人協会)、村木克彰(広島・山小屋シアター)の各氏をパネリストに招き、C.T.T.主宰の杉山準氏(京都・アトリエ劇研)が司会を務める。演劇人同士が意見交換する少数精鋭のプレ企画も用意されている。

名古屋シンポジウムは旅公演の具体例を、はせひろいち(ジャブジャブサーキット、本拠地・岐阜県北方町)、田中遊(正直者の会、本拠地・京都市)、鳴海康平(第七劇場、本拠地・東京都豊島区)、田辺剛(下鴨車窓、本拠地・京都市)の主宰者各氏が語る。司会は安住恭子氏(演劇評論家)。また、杉山氏とにへいたかひろ氏(よこしまブロッコリー)がC.T.T.の紹介を行なう。

両シンポジウムとも参加費無料で、会場となる劇場の見学ツアーもある。全体を通じたキーワードは地域間ネットワークで、主催者では三重シンポジウムは地域の劇場スタッフや演劇活性化に携わる制作者、名古屋シンポジウムは他地域での公演を考えているカンパニー付き制作者にオススメとしている。他地域とのネットワークづくりが出来る場として、東海地域の制作者は必見。三重プレ企画の意見交換会は先着10名程度なので、すぐ申し込むべきだろう。

「C.T.T. selection in nagoya 09」では、2008年7月の京都セレクションで観客投票1位になった烏丸ストロークロックが名古屋初公演を行なう。

詳細は三重県文化会館サイト参照。