この記事は2010年4月に掲載されたものです。
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ヘッドライン2010年4月13日
■動静
井上ひさし氏が4月9日に肺がんで逝去。75歳だった。
YOMIURI ONLINE「劇作家・小説家の井上ひさしさん死去」
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20100411-OYT1T00149.htm
倉本聰氏主宰の富良野塾が4月4日に閉塾。1984年設立、26年間で375名を送り出した。
MSN産経ニュース「富良野からの発信は続く 倉本聰さん、閉塾後も創作活動に意欲」
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100405/tnr1004051923005-n1.htm
ギンギラ太陽’s(本拠地・福岡市)『遊園地3兄弟の大冒険』(4/9~4/11、東京ドームシティGロッソ)が、大塚ムネト氏の健康上の問題により7月順延。チケットはそのまま同一曜日の回に振り替え、または払い戻し。「ごめんなさい企画」として4月10日~11日に無料上映会。
シス・カンパニー『2人の夫とわたしの事情』(4/17~5/16、東京・シアターコクーン)で、大森博史氏が体調不良のため降板。代役に猪岐英人氏(ナイロン100℃)。
13年5月オープン予定の豊橋市芸術文化交流施設(愛知県豊橋市)の芸術文化プロデューサーとして、オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)の前チーフプロデューサー・中島晴美氏が4月就任。11年度から同市出身の平田満氏も芸術アドバイザーとして加わる。
YOMIURI ONLINE「豊橋市 芸術ホール 13年に開館」
http://chubu.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyo100403_2.htm
劇評誌『シアターアーツ』(AICT日本センター)が6月下旬から第三次刊行。新サイト開設、編集部員による「これから観る舞台」掲載。
■イベント
第17回BeSeTo演劇祭が6巡目の日本開催。6月29日~7月25日に新国立劇場中劇場、こまばアゴラ劇場、アトリエ春風舎、静岡県舞台芸術公園、鳥の劇場の5会場で9作品上演。「次世代のための特別企画」として、柿喰う客が日中韓3か国俳優出演作品を上演。
■助成金
セゾン文化財団2010年度助成事業が4月1日発表。現代演劇の新規フェローに中野成樹、藤田康城(以上シニア、10年度250万円・3年継続)、江本純子、柴幸男、タニノクロウ(以上ジュニア、10年度100万円・2年継続)の各氏。サバティカルに前川知大氏。創造環境整備でNPO法人シアターネットワークえひめ「C.T.T.ビジョンミーティング in 松山」(50万円)、NPO法人FPAP「福岡・九州地域演劇祭」(70万円)。
■劇場・稽古場
東京都歴史文化財団運営の稽古場施設「活動支援アートセンター」(仮称、東京・箱崎)が、正式名称「東京舞台芸術活動支援センター」(愛称:水天宮ピット)として7月26日オープン。4月19日より利用者募集開始。⇒スタジオ利用案内
11年1月オープン予定の神奈川芸術劇場(横浜・山下町)の愛称はKAAT(カート、Kanagawa Arts Theatre)。柿落としは宮本亜門芸術監督演出の『金閣寺』(原作/三島由紀夫)。アーティスト10名程度をクリエイティブパートナーに任命、運営について話し合う。4月7日の就任記者会見で発表。
カナロコ「神奈川芸術劇場のこけら落としは「金閣寺」、演出家・宮本亜門さんが発表」http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004070051/
下呂交流会館アクティブ(岐阜県下呂市)が4月1日オープン。ホール(キャパ805名)、マルチスタジオ(200名)などを持つ。
鳥の劇場が本拠地を置く鳥取市鹿野町に、鳥取市鹿野往来交流館「童里夢(ドリーム)」が4月3日オープン。演劇上演可能な多目的ホールを持つ。
中国新聞「城下町の風情 交流館が完成」
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201004110038.html
■賞
若手演出家コンクール2009の審査上演が3月2日~7日に行なわれ、最優秀賞に御笠ノ忠次氏(SPACENOID、東京)(賞金50万円+受賞記念公演支援)。観客賞に長谷川達也氏(DAZZLE、東京)(ビール券3万円)。
第37回伊藤熹朔賞(主催/日本舞台美術家協会)に水谷雄司氏(流山児★事務所『ユーリンタウン』装置)。新人賞は長田佳代子氏(ヨーロッパ企画『ボス・イン・ザ・スカイ』装置)。
asahi.com「第37回伊藤熹朔賞決まる」
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201004120133.html
第35回菊田一夫演劇賞(主催/映画演劇文化協会)が4月4日発表。大賞(賞金100万円)は小池修一郎氏。堀尾幸男氏が永年の舞台美術に対する貢献で特別賞(賞金50万円)。
音楽・演劇の向上・発展に功績があった人に贈られる岩谷時子賞(主催/岩谷時子音楽文化振興財団)が創設。4月7日に第1回受賞者発表。演劇では特別賞(賞金100万円)に加山雄三氏、奨励賞(賞金100万円)に安蘭けい、別所哲也の2氏。
第10回倉林誠一郎記念賞団体賞に劇団桟敷童子。受賞理由は「地域と結びついた拠点作りと優れた企画・制作」。賞金100万円。
asahi.com「舞台かつらの細野氏らに倉林誠一郎記念賞」
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201004020254.html
日本劇団協議会が「日本の劇」戯曲賞(仮称)を創設。最優秀作は11年3月にエコー劇場(東京・恵比寿)で上演予定。
■サービス
劇団、本谷有希子がTwitterのみで先行発売受付URL(イープラス)を告知する「ツィッター先行」を24時間限定実施。
チケットぴあが3月8日のリニューアルに伴い、団体名の頭に「劇団」を付けた表記が可能に。
チケットぴあが、発売情報のリマインドメール「チェックリスト」を4月7日サービス開始。