ヘッドライン2009年11月27日

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■動静

紀伊國屋ホール・紀伊國屋サザンシアター（東京・新宿）の金子和一郎総支配人が11月13日に老衰のため逝去。82歳だった。

11月16日の内閣府行政刷新会議「事業仕分け」で、厚生労働省の「児童劇巡回」（事業番号2-28）が初めて予算要求どおりとなった。仕分け人の半数から予算縮減要求が出たが、日本経済新聞東京本社版11月17日付朝刊によると、菊田真紀子衆院議員が「子どもに希望を与える事業は大切にしたい」と結論づけた。

新型インフルエンザの影響で、学校公演のキャンセルが増大している。日本児童・青少年演劇劇団協同組合の集計によると、報告があっただけで341件で、実態は2倍以上と思われる。東京新聞11月18日付夕刊が伝えた。当日仕込み中にキャンセルされることもあるという。カンパニーの多くはキャンセル料を請求出来ない立場で、このままでは資金繰りに窮する恐れがあるとしている。

東京新聞TOKYO Web「新型インフル余波　児童向け劇団ピンチ」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/infure/list/CK2009111802100009.html

主宰の深津篤史氏が闘病中の桃園会（本拠地・大阪市）は、次回公演（伊丹12/18～12/20＝AI・HALL、東京1/7～1/12＝ザ・スズナリ）の演出をキタモトマサヤ（遊劇体、本拠地・京都市）、はせひろいち（劇団ジャブジャブサーキット、本拠地・岐阜県北方町）の両氏に委嘱。

白水社が「シリーズ：日本の演劇人」を刊行開始。第1弾は内田洋一氏（日本経済新聞文化部編集委員）の責任編集で『野田秀樹』。

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■イベント

車両走行の手続きに時間を要していた「フェスティバル/トーキョー09秋」のリミニ・プロトコル『Cargo Tokyo-Yokohama』（2009/11/8付本欄既報）が、11月25日～12月21日に実施。連日15時（日曜休演）、東京・天王洲から横浜・みなとみらい地区まで約2時間走行する。定員45名で無料（発券手数料300円）。

東京キッドブラザースの弟分として1986年～89年に活動した横浜キッドブラザースが、20年ぶりに復活する（12/24～12/25、横浜・横浜アリーナ内サンフォニックスホール）。

nikkansports.com「横浜キッド20年ぶり復活、12月に舞台上演」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20091116-566386.html

■劇場・稽古場

大阪市が閉鎖を通告したウルトラマーケット（大阪城ホール内西倉庫）（2009/11/1付本欄既報）に対し、同劇場を管理運営する「天下の台所改善実行委員会」が11月17日に記者会見。公開質問状に対しても回答がなく、継続使用を訴えた。

毎日.jp「ウルトラマーケット：閉鎖　劇団側『演劇空間の廃止、一方的』／大阪」
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20091118ddlk27040366000c.html
スポーツ報知「小劇団の拠点閉鎖に抗議」
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20091117-OHT1T00184.htm