Pocket

HEADLINES

■動静

内閣府行政刷新会議による「事業仕分け」が11月11日開始。演劇関係では11日に文部科学省の文化関係予算が対象となり、「日本芸術文化振興会」が予算要求の圧倒的な縮減、「芸術家の国際交流」が予算要求の縮減、「学校への芸術家派遣」「コミュニケーション教育拠点形成事業」が国の予算として行なわないに評決。芸術文化振興基金の政府分や新国立劇場運営財団は廃止、芸術創造・地域文化振興事業は地方に任せるべきとの意見。文化庁新進芸術家海外研修制度は人数が多すぎる、フォローアップがなされていないとの指摘。12日には、公演での託児に助成金を出している「こども未来財団」が見直しと評決。

YOMIURI ONLINE「『仕分け』10事業を廃止判定、500億円削減」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091111-OYT1T01082.htm
YOMIURI ONLINE「事業仕分け2日目、こども未来財団311億円返納」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091112-OYT1T00592.htm

劇評サイトとメールマガジンを運営するワンダーランドで、10月7日付のメルマガ160号から編集長交代。代表の北嶋孝氏から文芸評論家の水牛健太郎氏に。

1991年旗揚げの楽市楽座(本拠地・大阪市)が、「野外劇団 楽市楽座」に改名。現在の集団を一度解散し、野外劇専門集団として劇団員を再募集。10年4月より全国巡回公演。

99年旗揚げの劇団HoleBrothers(本拠地・福岡市)が、10月より劇団HallBrothersに改名。元のスペルだと「いらぬ誤解を受けてしまう」との理由。

小劇場ガイド本『小劇場ワンダーランド』(ぴあMOOK)が11月11日発売。

小劇場ワンダーランド (ぴあMOOK)
ぴあ
売り上げランキング: 127

■イベント

万能グローブガラパゴスダイナモス『馬鹿やろう、そこは掘るな』

旗揚げ5周年の万能グローブガラパゴスダイナモス(本拠地・福岡市)が、1か月ロングラン(10/1~10/31、福岡・甘棠館show劇場)で動員1,105名達成。福岡のカンパニーで1,000名突破は久々。来春は初の札幌公演も予定。

座・高円寺1(東京・高円寺)が「日本劇作家協会プログラム」として、協会員5作品を11月13日~12月27日に連続上演。杉並区とパートナーシップ協定を結ぶ同協会は、同ホールで年間3分の1を担当する。

シベリア少女鉄道(本拠地・東京都)が、「シベリア少女鉄道スピリッツ」に改名して活動再開。次回公演(1/6~1/17、東京・タイニイアリス)決定。07年12月以来となる。

■賞

11月下旬に最終選考会が予定されている第16回OMS戯曲賞(主催/大阪ガス)は、公式サイトで最終候補作品が未発表だが、中村賢司氏(空の驛舎、本拠地・大阪市)の個人ブログによると下記8作品を決定。大竹野正典『山の声』、三枝希望『よーし、ぼくはがんばるぞ』、サリngROCK『しまうまの毛』、高橋恵『冬のトマト』、田辺剛『書庫』、土橋淳志『裏山の犬にでも喰われろ!』、中村賢司『KOSMOS』、はしぐちしん『ハダカの激情』。大竹野氏は7月19日に水難事故で亡くなった(2009/7/25付本欄既報)。