この記事は2008年5月に掲載されたものです。
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東京・ノアノオモチャバコがギャラリー・ルデコ3フロアを同時使用
ノアノオモチャバコ(本拠地・東京都中央区)が、5月21日~25日にギャラリー・ルデコ(東京・渋谷)の3フロアを同時使用した公演を開催する。
通常、同ギャラリーは1フロアごとに独立した展覧会や公演に使用されるが、今回は3?5Fを同カンパニーが使用。4Fが作品のスタートとラストになり、3Fと5Fで同じ事件を共有する2本のストーリーがそれぞれ上演される。観客は3F版を観る/5F版をを観る/両フロアを自由に移動するの3パターンを選択し、券種も3通り用意されている。一つのフロアで観続ける場合は指定席となる。複数パターンを楽しむためのパスポート2種類やリピーター割引もある。
ストーリーの都合上、両作品に出演する俳優もフロア移動する必要があり、制作者の松倉かおり氏は、「制作サイドからするとリスクが高い公演ではありますが、ノアノオモチャバコが特徴の1つとしております空間表現を舞台上のみではなく会場全体から提案し、観劇の裾野を広げる試みになればと思っています」と語っている。全フロアがギャラリーとなっているルデコの特性を活かした企画で、ルデコ自身が協賛している。
同一会場を分割して複数作品を上演したのは双数姉妹『サナギネ』(1994年、東京・青山円形劇場)、複数会場を同時使用して観客に作品を選ばせたのは遊気舎『PARTNER』(1997年、東京・駅前劇場+OFF・OFFシアター)がぞれぞれ草分けである。
詳細は同サイト参照。