この記事は2010年6月に掲載されたものです。
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札幌・教文演劇フェスティバル2010「教文短編演劇祭」が、優勝チームに長久手演劇王国「劇王」出場権
●主催者より審査員変更の連絡をいただいたため、6月16日に一部修正しました。
短編演劇バトルイベントとして知られる愛知県・長久手演劇王国「劇王」(主催/長久手町教育委員会、プロデュース/日本劇作家協会東海支部)。2010年2月で7回目を開催した同イベントに、札幌からの公式参加ルートが設けられる。札幌市教育文化会館が毎年夏に開催している「教文演劇フェスティバル」で、08年からスタートした「教文短編演劇祭」の優勝チーム「札幌短編演劇王」に、「劇王」参加が贈られることになった。
教文短編演劇祭は上演時間15分。書類審査を通過した8チームが予選を2日行ない、観客投票により2チームが決勝進出。これに実行委員会推薦による敗者復活1チーム、前回優勝チームの計4チームで決勝を行なう。ゲスト審査員は決勝から審査に加わる。
今回はゲスト審査員に佃典彦氏(日本劇作家協会東海支部長、劇団B級遊撃隊主宰)と流山児祥氏(流山児★事務所主宰)を迎え、佃氏と「劇王」出場の話が進んだものと思われる。ほかに「劇王」と同じく手づくりのチャンピオンベルト、同会館小ホール(キャパ360名)の上演権(付帯設備使用料80万円相当免除付きほか)が贈られる。日本劇作家協会北海道支部が協賛。なお、チーム募集時は宮沢章夫氏(遊園地再生事業団主宰)が審査員に予定されていたが、諸般の事情により流山児氏になった。
当初から「劇王」を意識して創設されたと思われる「教文短編演劇祭」だが、3年目にして「劇王」とのタイアップが実現するなど、実行委員会の動きは迅速だ。長久手では09年に弦巻楽団(本拠地・札幌市)が演劇博覧会「カラフル3」に参加しているが、地域を超えた新たな上演機会の創出に、さらなる交流を期待したい。
これまでの「教文短編演劇祭」は「劇団怪獣無法地帯+3ペェ団札幌」が2連覇中。予選は8月20日~21日、決勝は22日に同会館小ホールで行なわれる。今回はテーマ「家族」が設定されている。
詳細は同特設サイト参照。
長久手町サイト「劇王VII」
http://www.town.nagakute.aichi.jp/bunka/bunka/bunka/jisyu-schedule/2009jisyu/gekiou.html