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■動静

平田オリザ氏が10月15日付で内閣官房参与に就任。文化政策等の情報発信について助言するという。

東京新聞TOKYO Web
「内閣参与に平田オリザ氏 文化政策で首相に助言」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009101501000740.html

07年3月以降活動休止している野鳩(本拠地・東京都、主宰は現在愛知県在住)が、仮チラシ等で予告していた2010年春の企画公演「野鳩スイミー」を諸事情により中止。

関西の女性生活情報誌『Hanako WEST』(マガジンハウス)が12月末発売の2月号で休刊。発行部数と広告収入の減少が理由。

新文化「マガジンハウス『Hanako WEST』、来年2月号で休刊」
http://www.shinbunka.co.jp/news2009/09/h090910-02.htm

九州地域演劇協議会が9月20日に役員改選。新理事長に清末典子氏(おおいた演劇の会会長)を選任。

■イベント

劇団スーパー・エキセントリック・シアター『ステルスボーイ』

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(本拠地・東京都世田谷区)が創立30周年。10月17日~11月1日に東京芸術劇場中ホール(東京・池袋)で記念公演。

ヴィレッヂ制作協力で08年10月~11月に青山円形劇場で第1回が開かれた「演劇村フェスティバル」が、10月15日~11月1日に座・高円寺1で第2回開催。早稲田大学系のタカハ劇団、双数姉妹、少年社中が集う。

九州戯曲賞第1回大賞作品『白波の食卓』(作/森馨由)を、大野城まどかぴあ(福岡県大野城市)が無料リーディング公演。九州各地の俳優を集め、11月14日に小ホールで。

■劇場・稽古場

新聞各紙の報道によると、高橋はるみ北海道知事は10月9日記者会見し、JR札幌駅南口に計画していた北海道劇場(北海道立劇場)の建設を財政難などで断念する考えを示した。長年凍結されていた用地は、駅周辺再整備に使用されることになる。

山形県白鷹町の白鷹町文化交流センター「AYu:M」(あゆーむ)が10月4日グランドオープン。演劇可能なホール(キャパ約200名)を持つ。

門仲天井ホール(東京・門前仲町)が10月7日で開館20周年。記念の会が開かれたほか、記念ロゴを作成した。

テアトルBONBON(東京・中野、キャパ120名)が10月3日オープン。柿落としは劇団東京ヴォードヴィルショー。同じ建物に劇場HOPE(キャパ72名)も10月15日オープン。垣落としはノアオモチャバコ。ザ・ポケット、劇場MOMOと共に4劇場の支配人を務める笠原玲子氏は、東京新聞10月5日付朝刊で「劇団からの問い合わせは年間300近くある。既存の2劇場だけでは需要に応じきれず、新劇場がほしかった」とコメント。

特定非営利活動法人わかやまNPOセンター(和歌山市)が、和歌山市北町の建具工場跡(鉄骨2階建て、延べ200平方メートル)を「アトリエきたまち 」として10月1日プレオープン。読売新聞大阪本社版10月5日朝刊(和歌山版)によると、キャパ50名程度の小劇場に出来るほか、稽古場やタタキ場にも使える。改装作業を並行し、年内にグランドオープンさせる。

■賞

劇団北芸(本拠地・釧路市)が、北海道文化財団の招聘で光州平和演劇祭(9/23~9/30、韓国・光州広域市)に参加。7カンパニー中で最高賞の「平和演劇賞」に。

埼玉県が彩の国さいたま芸術劇場芸術監督の蜷川幸雄氏に埼玉県民栄誉章。蜷川氏は埼玉県川口市出身。

野田秀樹氏が英国・エリザベス女王より名誉大英勲章OBE(Honorary Officer of the Most Excellent Order of the British Empire)を授与された。演劇分野での日英関係の発展に対する功績。

メセナアワード2009(主催/社団法人企業メセナ協議会)発表。演劇関係ではシベールアリーナと遅筆堂文庫山形館を運営する株式会社シベール(山形市)、劇場外での公演機会も提供する多摩川アートラインプロジェクト実行委員会(東京都大田区)、「エイブルアート・オンステージ」を実施する明治安田生命保険相互会社(東京都千代田区)、駅コンコースに設けた「アートエリアB1」でアートプロジェクトを展開する京阪電気鉄道株式会社(大阪市)が受賞。

「フェスティバル/トーキョー09秋」(10/23?12/21、東京・池袋)が「F/T劇評コンペ」を開催。上演12作品を対象に劇評を公募し、特設ブログに掲載。優秀作(3本程度)を12月20日発表、次回「F/T」全演目招待のほか、文芸誌・学会誌等への掲載を検討。