この記事は2009年6月に掲載されたものです。
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ヘッドライン2009年6月21日
■動静
韓国戯曲の紹介で知られる翻訳家の熊谷対世志氏が、48歳の若さで5月25日逝去した。小松杏里氏が詳細を伝えている。
社団法人日本劇団協議会は、6月15日の総会で新会長に西川信廣氏(文学座)を選出。
演劇人有志と日本劇作家協会、日本演出者協会、国際演劇評論家協会日本センターの3団体は、新国立劇場演劇部門次期芸術監督問題で「新国立劇場の自省と再生を願う演劇人の声明」を6月19日発表。同財団が5月7日付で掲載した「平成20年度第3回理事会における決定」への批判。小田島雄志氏に続き、永井愛氏も理事辞任を表明。
asahi.com「新国立劇場監督人事、永井氏が理事辞任『不公正な議事』」
http://www.asahi.com/culture/update/0619/TKY200906190212.html
■イベント
社団法人日本建築学会関東支部がシンポジウムシリーズ「建築のみかた」をスタート。第1回「劇空間を再考せよ」で建築会館(東京・芝)中庭に「押入劇場」を特設。7月17日に劇団唐ゼミ☆(本拠地・横浜市)が特別公演、終演後に唐十郎氏らが出席するシンポジウム「劇空間の理想」を開催。
「九州演劇人サミットinかごしま」が6月7日開催(主催/鹿児島演劇協議会+九州地域演劇協議会+NPO法人FPAP)。来年の大分開催で九州一巡となる。
C.T.T.広島事務局はセゾン文化財団の助成により、演劇パネルディスカッション「地域にこだわって演劇をしよう」を6月19日開催。
■助成金
EU・ジャパンフェスト日本委員会は、鳥の劇場(本拠地・鳥取市)にマッチング方式の支援を行なう。サポーターからの寄付(1口5,000円)に対し、同委員会が1,000円上乗せ。日本海新聞5月8日付によると、ルーマニア「シビウ国際演劇祭」スタッフが、「鳥の演劇祭」(9/4~9/27)に制作参加する。
■劇場・稽古場
NPO法人DANCE BOXが、ArtTheater dB 神戸(神戸・新長田)を4月29日にオープン。07年のフェスティバルゲート(大阪・新世界)撤退以来の劇場機能復活となる。アートディレクターに菱田信也氏(劇作家・演出家)を迎え、市民劇団も創設。
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ザ・ポケット(東京・中野)が10月にオープンするテアトルBONBON、劇場HOPEのオープニングフェスティバルは、劇団東京ヴォードヴィルショー、劇団桃唄309、首藤健祐プロデュースの予定。笠原玲子支配人が中野区サイトで紹介。
■賞
九州地域演劇協議会とNPO法人FPAPが九州戯曲賞を創設。対象は九州を拠点とする劇作家。第1回は7月31日締切(消印有効)。平成20年度宮城県芸術選奨新人賞に前田有作氏(劇団LiteraryGuildTheater主宰)。
■サービス
東京芸術劇場(東京・池袋)が、野田秀樹芸術監督就任記念プログラムのプロペラ公演でブロガー初日招待、高校生招待を実施。