この記事は2003年4月に掲載されたものです。
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大阪市がシンポジウムを重ね、3年後に仮設劇場を開設へ
日本経済新聞大阪本社版4月10日付夕刊によると、大阪市は3年後に現代演劇上演の仮設劇場を開設する。大阪市立芸術創造館で今年6月~10月に毎月シンポジウムを開催し、劇場に必要な要素を検討、2004年3月に建築デザインを公募するという。仮設劇場では自主制作作品を連続上演する。
6月の第1回シンポジウムのテーマは、「演出の方法を探る」「演出家の養成は可能か」。関西の劇作家・演出家のほか、青井陽治氏、坂手洋二氏(燐光群)が出演する。以後、劇場や戯曲、助成金などについて議論し、公演や劇場運営の課題を洗い出すという。記事では、「経済環境の制約を受けずに継続できる劇場運営や企画内容など、検証したい」という乾正一館長のコメントを紹介している。
ほかに同館が昨年度から始めた公立文化施設での巡演や、京都芸術センターが今年度から始める「京都芸術センターセレクション」など、大阪市と京都市が閉鎖する民間劇場の代替機能を果たそうとする試みを報じている。記事は日経ネット関西版で全文読める。取材は大阪文化担当・林隆之記者。
日経ネット関西版「民間劇場の閉鎖を受け、2都が上演の場提供──大阪市、3年後に仮設劇場」
http://www.nikkei.co.jp/kansai/culture/12445.html