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取材旅行をきっかけに、現地招聘グループと教育委員会との共催で長野県上田市での公演を実現させた東京の劇団天然工房(2003/5/6付本欄既報)。4月から続いたワークショップと6月14日~15日の公演(旧上田第一中学校跡地内音楽室)を終えたカンパニーより、動員数の報告が届いたのでご紹介する。

現地では馴染みの薄い小劇場演劇とあって、当初はカンパニー側も不安を抱えてのスタートだったが、ワークショップは予定の2クラスを好評につき3クラスに増設、中学校跡地の音楽室(独立した建物となっている)を利用した公演では、キャパ150名×3ステージのところ、主催者手売りだけで450枚を超えたため客席を200名に変更、さらに楽日14:00/19:00のあいだに16:30の追加公演を挿入し、合計603名の動員を記録した。「来年もまた来てほしい」と言われているという。

普段、小劇場演劇に触れる機会のない人々が東京公演をバスツアーで応援し、上田公演で追加公演が出たというのは一つの事件だろう。作・演出の森角威之氏はDrama Education Networkのインタビューで、「東京の面白い芝居をやっている小劇団を紹介して、そこがワークショップなり公演なりができる機会が毎年継続して持てるといいなと思います」と語っている。

Drama Education Network/キーパーソンに聞け!
「東京発・長野行!? 若手小劇団が上田市で演劇イベントをプロデュース!?」
http://www.drama-edu.net/column/key/key0006.html

うえだ演劇体験プログラム2003サイト
http://www.rokumonsen.com/soprano/