この記事は2008年6月に掲載されたものです。
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渡辺源四郎商店のアトリエ・グリーンパークは日本初の小劇場ネーミングライツ
渡辺源四郎商店(本拠地・青森市)が5月11日に柿落とし公演をした「アトリエ・グリーンパーク」についてまとめる。
同カンパニーはセゾン文化財団の助成を受けたARTizan(青森市)と共同で、2006年に青森市内の空き店舗を「アトリエ1007」に改造したが(2006/6/9付本欄既報)、諸般の事情で07年にオーナーから退去通告を受ける。次の物件探しが始まるが、この経緯は青森県環境生活部県民生活文化課が発行しているNPO情報誌『ブリジン』12号が詳しい。
青森県サイト『ブリジン』12号(10ページ参照)
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/seikatsu/files/bridgin12.pdf
ここで手を差し伸べたのが青森グリーンパークホテルを所有する井上康司郎氏で、元レストランで現在は倉庫として使用している海岸沿いの建物の2階を提供。アトリエにホテルの名前を付けるネーミングライツを結ぶことで、賃貸料を格安にした。小劇場としては日本初のネーミングライツ事例と言っていいだろう。
毎日新聞東京本社版6月18日付(青森版)は、「演劇だけで食べていくのがプロではない。青森で仕事を続けることが、地域の生の声を反映した表現活動につながる」という主宰・畑沢聖悟氏のコメントを掲載している。倉庫の改造過程については、専用ブログが詳しい。
毎日.jp「渡辺源四郎商店:青森拠点の劇団、アトリエ開設『世代間交流を』/青森」
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20080618ddlk02040118000c.html
渡辺源四郎商店本店開設日記
http://nabegen5ro.exblog.jp/