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危婦人(本拠地・東京都大田区)が、新春らしい企画を満載した本公演『江波戸さんちのにぎやかな正月』(1/6~1/9、東京・駅前劇場)を上演する。

客席はイス席(指定)と桟敷席(自由)で構成されるが、今回は桟敷席を「桝席」と名付け、お土産付きにすることでイス席と同料金(前売3,000円/当日3,300円)にした。お土産には、「木挽町よしや」(東京・東銀座)のどらやきに同カンパニーの焼印を入れたものとお茶を用意(同店ではオリジナル焼印を5,000円程度で入れるサービスをしている)。どらやきは単品でも販売する。これに伴い劇場内の飲食も可とし、おつまみ付きのお酒販売も予定している。駅前劇場で飲食可になるのはめずらしい。

物販ではオリジナルTシャツとチケットをセットにした「福々チケット」(前売のみ4,000円)や、出演者にまつわるものが入った「危婦人福袋」限定10袋(1,000円)なども用意。今回の作品は、高円寺カフェ(東京・高円寺)が2006年6月まで毎週土曜にドリンク代のみで上演していた「CAFE芝居ライブ!?」参加作品の発展形で、そのライブDVD(500円)や映像作品として別途制作した続編DVD(1,000円)も販売する。

劇中にはカレーをつくって食べるシーンがあることから、人気のスープカレー店「マジックスパイス」の協賛で、同じオリジナルトッピングやメニューが体験出来る「江波戸さんちのスペシャル正月カレー」3種類を1月5日~8日に下北沢店で限定販売する。メニュー変更には札幌本店の承諾が必要だが、同カンパニーはオーナーと交渉し、演劇の街・下北沢ならではの企画ということで快諾を得た。札幌本店はTEAM NACS(本拠地・札幌市)もよく訪れるということで、演劇に対して非常に寛大だったという。

客演、日替わりゲストも多彩な顔ぶれで、衣裳デザイナーには若者向けブランド「cantwo」のカオリン氏を起用。正月興行らしい座組だ。以前から演劇を超えたコラボレーションやグッズ展開で知られる同カンパニーだが、今回も趣向あふれる内容になっている。

詳細は同サイト参照。

同カンパニーでは、05年の新潟公演をきっかけに「演劇製作集団あんかー・わーくす」(本拠地・新潟市)とも連携。同集団はスタッフだけの製作チームで、洗練されたウェブサイトで映像配信も行なっている。同カンパニーの特設ページやDVD通販ページ(一部再生可)も設けられている。

演劇製作集団あんかー・わーくすサイト
http://www.tiny.jp/anchorworks/