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鷹匠演劇祭

伽藍博物堂(本拠地・静岡市)が、アトリエを置く静岡駅近くの鷹匠地区で「鷹匠演劇祭」を6月13日~7月18日に初開催している。

アトリエ「伽藍博物堂演劇実験室」での本公演のほか、同地区のカフェ4か所で小作品5本を同時多発巡演する「たかじょう劇場」を開催(料金は投げ銭)。観客が店を回るのではなく、作品が店を回るユニークな上演形式。

同時期開催のSPAC「Shizuoka春の芸術祭2009」とコラボレーションし、日曜夜には交流会「barがらんどう@伽藍博物堂」をアトリエで開催。SPACサイトでも関連企画として公式に紹介し、芸術祭演目に合わせて関係者も訪れる。鷹匠地区では先行して5月25日にSPAC主催の「リーディング・カフェ」も開催されており、「演劇人が行き交うことで知られるこの街」として紹介している。

伽藍博物堂では、佐藤剛史座長が静岡市内の飲食店を一人芝居で回る企画やライブバーへの出演を続けており、今回の演劇祭もその発想が活かされている。佐藤氏は、「演劇は『敷居が高い』『大きな劇場へ行かないと観られない』と思っているあなた。実は演劇は『身近なところ』でも、『小さな空間』でも観られます」としている。アトリエでの舞台体験ワークショップもある。

鷹匠地区は中心地区にありながら、閑静な住宅街に小規模店舗が点在する人気スポットで、「静岡の代官山」の異名も。商店主らによる「鷹匠裏路地の会」には伽藍博物堂も参加。「たかじょう劇場」のカフェも同会中心に選ばれているという。

詳細は特設サイト参照

SPACサイト/Shizuoka春の芸術祭2009「関連企画」
http://www.spac.or.jp/09_spring/kanren

鷹匠マップ
http://www.takajyo.net/