この記事は2010年8月に掲載されたものです。
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ヘッドライン2010年8月21日
■動静
岡山県天神山文化プラザ(岡山市)が、8月23日に主催する劇場法勉強会の告知に「10月に国会に提出される予定の「劇場法(仮)」と書いている。講師の鳴海康平氏(第七劇場主宰)はこの文言に関知していないとしており、ソースが注目される。
口蹄疫感染拡大防止で、メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)での第34回全国高等学校総合文化祭演劇部門への参加を辞退した北海道鹿追高等学校(北海道鹿追町)が、8月3日の上演枠で帯広自主公演をビデオ上映。急遽設けられた特別参加賞が贈られた。
劇団やみつきわさび(本拠地・名古屋市)が、旗揚げ公演『ワビサビ』(8/20~8/22、名古屋・七ツ寺共同スタジオ)の無期限延期を、8月12日発表。谷井貞仁プロデューサー、主宰・西尾武氏らの連名で、「私共の力不足により引き起こされた事態が積み重なり、プロデューサー判断により、誠に勝手ながら現在の日程で旗揚げ公演を行うことが不可能と判断」としている。
■イベント
こまばアゴラ劇場(東京・駒場)が「サミット」に代わって11年8月から開催する新フェスティバル(2010/4/18付本欄既報)は、サマーフェスティバル〈汎-PAN-〉に決定。ディレクターに矢内原美邦氏(ニブロール主宰、ミクニヤナイハラプロジェクト主宰)。
舞台美術家・朝倉摂氏の大規模個展「朝倉摂展アバンギャルド少女」(主催/BankART1929)が、9月10日~11月7日にBankART Studio NYK(横浜・馬車道)で開催。複数の舞台を実際に組む。関連企画多数。
平成中村座が、10月3日~11月26日に大阪城西の丸庭園内特設劇場で公演することを正式発表(主催/関西テレビ放送+朝日新聞社)。大阪では02年の扇町公園以来8年ぶり。
メイシアター(吹田市文化会館、大阪府吹田市)が、大阪現代舞台芸術協会(DIVE)と11年3月に合同プロデュース公演。同劇場が開館時から続けている自主事業「近松劇場」(1985年~06年)「SHOW劇場」(07年~10年)に代わるもの。
鳥の劇場(鳥取市鹿野町)を主会場に、鳥の演劇祭3が9月3日~26日開催。7団体8作品の上演プログラムのほか、11団体による3会場でのショーケース公演。関連企画、付帯イベント多数。主催が演劇祭実行委員会から鳥の劇場運営委員会に変更。
NPO法人シアターネットワークえひめ(TNE、本拠地・松山市)が、8月21日~22日に「TNE戯曲講座選抜作品上演」初開催。08年から開始した戯曲講座出身の劇作家2名の作品を上演。会場は映画館のシネマルナティック湊町(松山・大街道)。同映画館は09年に劇団P.Sみそ汁定食(本拠地・松山市)が使用して話題になった。演出は鈴江俊郎氏。
毎日jp「あい仲間:NPO『シアターネットワークえひめ』 県内の演劇を支援/愛媛」
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100820ddlk38040464000c.html
■劇場・稽古場
財政難により11年4月から休館を予定していた南足柄市文化会館(神奈川県南足柄市)が、存続を発表。存続を望む市民の意見に応えた。
毎日jp「南足柄市:文化会館休館を撤回 市民ら、存続の声強く/神奈川」
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100814ddlk14010275000c.html
景気低迷で04年から休館中だった神戸朝日ホール(神戸・旧居留地、キャパ505名)が、11年4月から再開。20%割引の再開記念料金を設定。
asahi.com「神戸朝日ホールが来春再開 12月にプレオープン行事も」
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201008060052.html
福岡市拠点文化施設専門委員会が8月11日に初会合。老朽化した福岡市民会館(福岡・天神)の建て替えについて検討開始。委員に大塚ムネト氏(ギンギラ太陽’s主宰)、津村卓氏(北九州芸術劇場館長)、梁木靖弘氏(九州大谷短期大学表現学科長)ら。隔月ペースで開催し、提言をまとめる。福岡市は提言を基に11年度に基本計画素案をまとめ、パブリックコメントを経て決定する方針。日刊建設工業新聞8月10日付が伝えた。
■サービス
劇団二番目の庭(本拠地・北九州市)が、次回公演(12/3~12/5、北九州芸術劇場小劇場)で前売料金(2,000円)と当日料金(2,500円)のあいだに当日精算料金(2,300円)を設定。チケットの取り置きに手数料を加算する試み。
T Factory福岡公演(10/15~10/16、天神・西鉄ホール、主催/福岡市+福岡市文化芸術振興財団+自治総合センター)で、大学生まで対象の学生割引チケット500円を設定。福岡の俳優もゲスト出演。
福岡・九州地域演劇祭(主催/NPO法人FPAP)が、「CoRich舞台芸術!」の「観たい!」登録で数々のプレゼント。2作品登録で公式うちわ(先着100名)、4作品登録で公式ベロタクシーチケット(演劇祭のラッピングを施したもの)(先着20名)。