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東京を本拠地とする活劇工房、むっちりみえっぱり、黄金世帯の3カンパニーが短編3本を合同上演した『ゴールデントリオ』(7/4~7/6、東京・新宿ゴールデン街劇場)は、無料カンパ制で全額を新宿区社会福祉協議会に寄付したが、その背景には劇場側の劇場費無料措置があった。

読売新聞東京本社版7月5日付朝刊によると、同劇場オーナーの長谷川浩二氏が新宿・歌舞伎町のゴミ拾いを条件に無料で貸し出したという。ゴミは歌舞伎町の清掃に取り組むNPO法人グリーンバードと他カンパニーら約50名で、2日夜に約1時間かけて拾った。劇場がもうかっているわけではないが、「本気で演劇をやろうとしているんだなという気持ちが伝わったから」としている。

同劇場では、8月2日~3日に上演する立教大学劇団テアトルジュンヌのユニット「劇団三年三組」公演でも劇場費無料を実施。同様に無料カンパ制となる。長谷川氏は「夢があって金のないやつはどんどん来い。いくらでも相談にのる」とコメントしている。

新宿ゴールデン街劇場サイト
http://www.geocities.jp/golden_gai_gekijou/