この記事は2007年9月に掲載されたものです。
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横浜・ZAIMを活用したユニークな公演、AAPAや横浜未来演劇人シアターが推進
横浜市の歴史的建造物(旧関東財務局)を芸術文化施設として活用するZAIM PROJECT(横浜・日本大通り)。発表スペースとしては本館3Fシアターと別館2Fホールがあるが、建物内のアトリエ等を使ったユニークな公演も本格化している。
ZAIMには生活環境を舞台空間化するプロジェクト・AAPAが入居しており、本館屋上を「関内デック」として企画・構成。モモンガ・コンプレックス(2007/3/31)、『LF』(2007/4/6~4/8、振付/酒井幸菜+永井美里)など、パフォーマンス公演を行なった。会場構成を担当した中江伸也氏(中江設計事務所)は、「横浜浮舞台」として社団法人日本商環境設計家協会のJCDデザインアワード2007銀賞を授賞した。次回は本館地下で『Papergate』(9/27~10/1)を上演する。モモンガ・コンプレックスの高須賀千江子氏は、別館301で横山良平氏(金魚)と1ステ10名限定のダンス公演も行なっている(2007/7/3~7/8)。
演劇では、横浜未来演劇人シアターがアトリエ公演として、伝説の街娼「ハマのメリー」をモチーフにした競作公演『口伝ネムレルモリ』を別館401で上演(2007/6/1~6/3)。第2弾として別館402と本館地下同行室で『震度402』『アンダー☆グラウンド』の2本立て公演を行なう(9/7~9/9)。同行室とはZAIMが横浜地裁仮庁舎だった時期に使われた一時拘留用の部屋で、それにふさわしい物語になるという。さらに建物内での階段でもおまけ公演を行なう。
詳細はZAIMサイト参照。
AAPAサイト「関内デック」
http://aapa.jp/archives/kukan/kannaideck/
横浜未来演劇人シアターサイト「『震度402』/『アンダー☆グラウンド』」
http://mirai-engekijin.com/diarypro/archives/154.html