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6月2日、ザ・スズナリ(東京・下北沢)で上演中のT factory『アーカイヴス』マチネで、停電事故が発生した。

作・演出の川村毅氏がT factoryサイトで連載している日記「彷徨亭日乗」によると、14時からのマチネの約3分の2が過ぎたあたりで停電、劇場だけでなく付近一帯の電源が落ちたという。原因は古い電線の切断によるもので、復旧に時間がかかるため、懐中電灯での上演を決断。本多劇場からも集めて合計8本を用意し、客席最前列に川村氏ほかスタッフが陣取って、役者に光を当てたという。音響も止まっているため、銃声はナグリで床を叩いて音を出したという。東京電力による復旧は17時半ごろ。18時開演のソワレは30分押しで始まった。

これだけの停電事故は非常にめずらしく、川村氏も日記に書いているとおり、「伝説」になるのではないかと思われる。危機管理の参考にするためにも、この日記は必見である。ぜひ目を通してほしい。

T factoryは川村毅氏のエンタテインメント志向の作品を上演するカンパニーで、株式会社劇団第三エロチカも今春から株式会社ティーファクトリーに社名変更している。従来の第三エロチカは集団性・実験性を重視したカンパニーとして、株式会社ティーファクトリーの下に入っている。

T factoryサイト「彷徨亭日乗?川村毅の日記?」(六月二日No.355参照)
http://www1.odn.ne.jp/info/t_factory/wondering/diary.htm