この記事は2009年7月に掲載されたものです。
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ヘッドライン2009年7月19日
■動静
演劇集団キャラメルボックス(本拠地・東京都中野区)は、人気俳優・上川隆也氏の退団を7月11日発表。
劇団コーヒー牛乳(本拠地・埼玉県朝霞市)が、次回公演(7/11~7/20、東京・シアターモリエール)をもって改名を発表。
朝日新聞東京本社版7月16日付朝刊が、5月25日に廃止された芸団協(社団法人日本芸能実演家団体協議会)の芸能人年金共済制度(2009/6/28付本欄既報)ついて詳細を掲載。芸能人の生活実態を紹介した。
asahi.com「芸能人の年金制度廃止、法改正や景気悪化で運営困難」
http://www.asahi.com/national/update/0715/TKY200907150431.html
■イベント
自殺率全国上位の青森県が、「自殺防止市町村演劇キャラバン業務委託」をコンペ形式で選定。3年かけて40市町村を回る。朝日新聞東京本社版7月15日付朝刊(青森版)によると、弘前劇場と渡辺源四郎商店が応募。7月14日に青森県立美術館シアターでダイジェスト上演した。結果はまだリリースされていない。
萬劇場(東京・大塚)が、空き日を利用した演劇人交流会を7月27日開催。
劇団翔航群(本拠地・名古屋市)が創立20周年を迎え、記念公演(8/1~8/2、名古屋・愛知県芸術劇場小ホール)。
三鷹市芸術文化振興財団主催「MITAKA “Next” Selection」(7/31~11/1、東京・三鷹市芸術文化センター星のホール)が10回目。パラドックス定数、サスペンデッズ、青年団リンクままごと、田上パルが参加。ままごとは柴幸男氏(青年団演出部)が主宰し、これが旗揚げ。
ギンギラ太陽’s(本拠地・福岡市)が東京を除いた大規模全国ツアー。9月29日~10月29日に仙台、札幌、松山、高松、大阪、神戸、新潟、金沢、福岡の中ホールを巡演。福岡以外は地元プロモーターまたは劇場の買取公演。
■劇場・稽古場
東京芸術劇場(東京・池袋)が施設改修による平成23年度の全面休館を発表。
7月19日にリニューアルオープンする中座くいだおれビル(大阪・道頓堀)に、「スタジオZAZA」開設。キャパ約200名のBOX1で演劇公演可能。半年間の期間限定だが、常設を目指すという。
MSN産経ニュース「『芝居の街』道頓堀よみがえれ 中座跡に多目的スタジオ19日オープン 大阪」
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/090718/osk0907180216003-n1.htm
なんば経済新聞「中座くいだおれビルで『大・道頓堀文化祭』―大阪文化のショーケースに」
http://namba.keizai.biz/headline/866/
■賞
第17回読売演劇大賞中間選考会の報告が、読売新聞東京本社版7月15日付朝刊に掲載。若手小劇場系では、イキウメ『関数ドミノ』及び前川知大氏が作品賞と演出家賞のベスト5。蓬莱竜太氏がモダンスイマーズ『トワイライツ』で演出家賞ベスト5。渡辺源四郎商店『3月27日のミニラ』と劇団昴『親の顔が見たい』で支持を集めた畑澤聖悟氏、シス・カンパニー『楽屋』で演出を手掛けた生瀬勝久氏の名前も挙がるが、選に漏れた。
「CoRich舞台芸術まつり!2009春」グランプリにMCR(本拠地・東京都杉並区)『シド・アンドウ・ナンシー』、準グランプリに劇団コーヒー牛乳(本拠地・埼玉県朝霞市)『男の60分』。今回より新設された俳優賞に岡田あがさ、小林タクシー、中川智明、深井順子、満間昂平の5氏が選ばれた。同賞は2010年春も開催することを発表。
第7回盛岡市民演劇賞大賞にトラブルカフェシアター『腕呼争場―WANKO SOBA―』。部門賞制作・企画部門は、企画ユニット「愛の激情(仮)」で昭和レトロ風作品を連続プロデュースした池田幸代氏(トラブルカフェシアター)。
■サービス
演劇情報ポータルの機能合戦が熾烈に。「CoRich舞台芸術!」は、チケット管理システム「CoRichチケット!」を8月4日からバージョンアップ。残席状況のわかるタイムテーブル表示が標準装備となり、ブログパーツも提供開始へ。「演劇ライフ」は「ひと情報」「劇団情報」のブログパーツを7月16日提供開始。
名古屋地区でチラシ折込支援・代行の「折込みネットワーク」を運営していた東海シアタープロジェクト(名古屋市)は、同業務をTeamShotWorks(名古屋市)に移管した。