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HEADLINES

■動静

新聞各紙の報道によると、新国立劇場(東京・初台)は2月8日の理事会・評議員会で、各部門芸術監督の任期を現在の3年から4年に延長することを決定。10年10月設置の「芸術監督の任期等検討委員会」が4回の会合で1月に結論。現在の監督から適用。

asahi.com「新国立劇場、芸術監督の任期4年に」
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/
TKY201102120056.html

文化庁「劇場・音楽堂等の制度的な在り方に関する検討会」は、劇場法(仮称)に対する関係団体等からのヒアリングと意見公開を続けている。第2回(1月19日)は日本舞踊協会、伊藤裕夫氏、いずみホール、日本照明家協会、日本劇団協議会。第3回(2月2日)は佐渡裕氏、芸団協、全国公文協、地域創造、村椿晃氏(富山県生活環境文化部次長)、日本舞台音響家協会、日本オーケストラ連盟。まとまった意見が読める。

北区つかこうへい劇団(本拠地・東京都北区)が7月公演をもって解散することを2月9日決定。5月~7月につかこうへい作品連続上演を行なう。

川崎市アートセンター(川崎・新百合ヶ丘)の平成24年度からの指定管理予定者に、川崎市文化財団+昭和音楽大学+日本映画学校のグループ。現在のNPO法人アートネットワーク・ジャパンは川崎市文化財団と組まずに撤退。川崎市が2月7日発表。

神奈川新聞2月3日付朝刊が、急な坂スタジオ(横浜・野毛山)が4月から休館する可能性を伝える。文化施設を指定管理者制度対象外にしてNPOに運営させることへの批判だが、こうした事例は全国にあり、横浜市創造都市推進課の対応が注目される。この影響で11年度上半期利用受付は停止中。

カナロコ
「舞台芸術拠点の『急な坂スタジオ』、運営整わず4月から休館も、無償貸し付けに批判/横浜」
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1102030002/

■イベント

第三舞台復活公演公式サイトが1月28日開設。11月下旬~12月中旬に紀伊國屋ホール(東京・新宿)、それ以降に大阪ほかでツアー予定。

演劇集団キャラメルボックス(本拠地・東京都中野区)が、柿喰う客(本拠地・東京都)と『ナツヤスミ語辞典』(8/3~8/11、東京・新国立劇場小劇場)を上演することを2月8日発表。演出は中屋敷法仁氏。他カンパニーとの合同となる「アナザーフェイス公演」は、1997年のTEAM発砲・B・ZIN以来14年ぶり。

日本劇作家協会東海支部プロデュース「劇王VIII」(2/5~2/6、長久手町文化の家風のホール)が開催され、第5代・第6代・第7代劇王の鹿目由紀氏(劇団あおきりみかん、本拠地・名古屋市)が4連覇。

京都学生演劇祭

京都の8大学12学生劇団が参加する京都学生演劇祭が、2月17日~20日にART COMPLEX 1928(京都・三条御幸町)で初開催。45分の短編作品を1日6本上演。京都の学生劇団が集まったイベントとしては、03年に京都学生演劇情報誌『DOS』(Drama On Stage)加盟13サークルが集まった京都学生演劇展(2003/12/9付本欄既報)があるが、ショーケースイベントは初めて。16日には柴幸男氏(ままごと主宰、青年団演出部)のワークショップも開催。

京都新聞電子版「京の学生劇団 集結 8大学12団 17日に初競演」
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20110210000064

■劇場・稽古場

こまばアゴラ劇場(東京・駒場)が11年度からの劇場支援会員制度改定を1月26日発表。全区分で実質値上げとなるため、特別賛助会員は半期コースを新設、特設割引対象にユース(26歳以下)を追加した。この結果、ユースは逆に値下げとなる。個人会員の同伴者2名まで1,500円になる「お友達割引」は廃止され、500円券を枚数限定で新設。

Bunkamura(東京・渋谷)が、施設改修工事による休館日程を2月10日発表。7月4日~12月22日(予定)で、チケットセンターは営業を続ける。

京都市は、全面改修計画中の京都会館(京都・岡崎)のネーミングライツを、ローム株式会社(京都市)に50年52億5,000万円(税込)で売却することを2月7日発表。契約は15年ごろの営業再開時から50年間で、国内ネーミングライツの最高額。

日本経済新聞電子版「ローム、『京都会館』命名権52億円で取得 50年契約」
http://www.nikkei.com/tech/news/article/
g=96958A9C93819696E2E5E291808DE2E5E2E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

■賞

第18回読売演劇大賞(主催/読売新聞社)が2月3日発表。大賞・最優秀作品賞にNODA・MAP『ザ・キャラクター』、芸術栄誉賞に小田島雄志氏、選考委員特別賞に熊倉一雄氏。

王子小劇場(東京・王子)上演作品を対象にした2010年度佐藤佐吉賞が1月24日発表。最優秀作品賞に柿喰う客『露出狂』。ロロ制作者の坂本もも氏が、「ロロ公演の企画、公演運営」で特別賞受賞。

東海3県対象の第15回松原英治・若尾正也記念演劇賞に鈴木宣隆氏(夢知遊座代表)、原田邦英氏(劇団うりんこ代表)。賞金各30万円。

三銀ふるさと三重文化賞(主催/三銀ふるさと文化財団)団体の部に、三重県を代表するアマチュア劇団、劇団すがお(本拠地・桑名市)。1月31日発表。

■サービス

ヨーロッパ企画(本拠地・京都市)が、iPhone・iPad向け専用アプリ「ゲームムービー01 偶然にも最悪な永野 特別編 アウェイアローン」を1月29日リリース。価格230円。

地上アナログ放送終了に伴い、NHK教育「芸術劇場」(金曜23:00)、BS2「ミッドナイトステージ館」(金曜24:45)が3月末で終了することを朝日新聞東京本社版2月1日付朝刊が伝え、演劇の舞台中継がなくなることで波紋を呼んでいる。BS2・BShi「プレミアムシアター」(BS2日曜24:40、BShi土曜10:00)はBSプレミアムに移行するが、日本の演劇作品は扱わないという。特に演劇に触れる機会の少ない地域の視聴者の衝撃は大きく、NHKへの投書が続いている。

asahi.com「上質の教養・娯楽に重点 NHKBS、2チャンネルに統合・再編」
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102010105.html