高校演劇について書きたいことは多いのですが、全国大会(全国高等学校総合文化祭演劇部門)を頂点とした現在のコンクール制について、私が不思議でならないことを一つだけ書きます。
なぜ、既成戯曲とオリジナル戯曲(創作脚本)が一緒に審査されているのでしょう。
高校演劇について書きたいことは多いのですが、全国大会(全国高等学校総合文化祭演劇部門)を頂点とした現在のコンクール制について、私が不思議でならないことを一つだけ書きます。
なぜ、既成戯曲とオリジナル戯曲(創作脚本)が一緒に審査されているのでしょう。
全く予備知識なしに、宣伝だけで西加奈子氏『さくら』を買いました。私がこの本を買った経緯をご紹介することで、宣伝が人に与える影響を感じていただけたらと思います。
地域のカンパニーが劇評の対象になるため、あるいは助成金の選考委員の目に留まるため定期的に東京公演する一方で、首都圏のカンパニーは安全な買取公演でしか旅をしない――そんな図式に長年疑問を抱いてきました。東京が経済の中心なのは動かし難い事実ですが、地域にはもっと文化的なポテンシャルがあるのではないか、特に京都なら関西未公演のストレートプレイをも惹きつける魅力があるのではないかと思います。
風琴工房主宰・詩森ろば氏のウェブログ「LIVESTOCK DAYS」によると、4月12日に世田谷パブリックシアター制作部の矢作勝義氏が主催して、助成金申請の勉強会が開かれたそうです。15日消印有効の文化庁芸術創造活動重点支援事業の最終チェックというところでしょうか。東京では意欲ある制作者たちが着々と準備を進めているようです。地域の制作者たちも自分には縁がないことと思わないで、ぜひ申請してみてください。いまは常識の芸術文化振興基金だって、初年度はみんな応募しなかった(存在さえ知らなかった)のですから。
ライブドアの堀江社長は「なかなかの将棋ファンのようである」と、『週刊文春』で棋士の先崎学・八段が指摘していました(3月17日号「先ちゃんの浮いたり沈んだり」)。確かに「将棋でいえば」「詰んでいる」「穴熊」など、堀江社長の発言には将棋の例えが多く出てきます。先崎八段はコラムをこう結んでいて、私は爆笑しました。
扶桑社の季刊誌『en-taXi』09号に、唐十郎氏の新作戯曲「鉛の兵隊」が別冊付録で付いています。同誌は06号でも唐組特集を組んでいました。
『大阪人』5月号が小劇場特集です。大阪現代演劇祭〈仮設劇場〉WAが始まるのに合わせての企画です。どちらも財団法人大阪都市協会の事業です。
4月1日発行の東京メトロのフリーペーパー『アーバンライフメトロ』は劇場特集でしたが、私はゲット出来ず。東京メトロはフリーペーパーが7紙もあるので、なかなかうまくいきません。すぐなくなるし。
今年観逃した公演で最も心残りなのは、2月の劇団そとばこまち『丈夫な教室』です。大阪公演のみで予定が合わなかったのですが、昨年5月の初演*1 からわずか9か月での再演は、大阪教育大学附属池田小学校の事件をモチーフにしたという話題性だけでなく、作品としての完成度を感じさせます。日程後半はクチコミで観客が増えたようで、精華小劇場オープニング企画*2 ならロングランに挑戦してもよかったのではないかと思います。チラシ画像は「1/365」*3 が大きめに載せています。
話題の少女単体大阪公演について、劇場(in→dependent theatre 2nd)スタッフの笠原希氏がウェブログ「かちゃノート」で受付での出来事を書かれています。
「金を返せ」と詰め寄った観客が1名いたそうで、その対応について詳細に述べられています。参考になると思います。