作成者別アーカイブ: 荻野達也

演劇の創客について考える/(34)8K定点等身大上映は創客の救世主となるか

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●長期連載です。2015年に掲載した(予告)から順にお読みいただけます。

一般社団法人EPAD(Eternal Performing Arts Archives and Digital Theatre)は、舞台芸術のアーカイブとデジタルシアター化支援を進めていますが、後者の超高精細映像による収録・上映で大きな可能性が広がり始めています。

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演劇の創客について考える/(33)演劇のクリエイションに「××考証」「××監修」「××指導」でプロボノを巻き込み、その業界から創客を図れないか

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●長期連載です。2015年に掲載した(予告)から順にお読みいただけます。

映画・ドラマのクレジットで流れる「××考証」「××監修」「××指導」に憧れる人は多いと思います。その分野の専門家でないと出来ないこともありますが、自分が得意としていることなら、有識者としてアドバイス出来ることも多いでしょう。方言指導や自分が普段している仕事の所作などは、その代表ではないでしょうか。

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そらいろくらげさんへの応答

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私が2007年に書いたfringe blog「都市部に貸館中心の公共ホールは要らない」に対して、そらいろくらげさん(@kurage_suzuki)が、ご自身の運営するサイト「xSTAGE」で論考を書かれたので、それに対して応答したいと思います。論考は下記の2本になります。

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「fringeスケジューラ」近1年の制作者向けイベント326本を分析してみた

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「fringeスケジューラ」を提供開始してから1年が経過した。この間(2022年8月~23年7月)の制作者向けイベント326本の開催状況を分析したので、今後の開催時期、内容の参考にしていただきたい。

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劇場が多いことは本当によいことなのだろうか

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演劇人や熱心な観客の方に「宝くじが当たったらなにがしたいですか」と尋ねると、「劇場をつくりたい」と答える人が多いと思う。気持ちはよくわかるし、本当に小劇場が不足している地域なら切実な願いだと思う。だが、少なくとも東京では、もう小劇場は飽和状態ではないだろうか。

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私が選ぶベストワン2022

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日本劇団協議会機関誌『join』の「私が選ぶベストワン2022」に参加させていただいた。間もなく発行される105号に掲載されるそうだ。

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演劇の創客について考える/(32)作品の紹介だけでなく、劇場がある暮らしを伝えてほしい

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●長期連載です。2015年に掲載した(予告)から順にお読みいただけます。

最近、「ああ、これだ」と思ったツイートがこれです。長野県上田市のミニシアター・上田映劇が、新しく移り住む学生に向けたメッセージです。上田市は信州大学上田キャンパス、長野大学、上田女子短期大学があり、学生人口も多いと思います。

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やりがい搾取、チケットノルマ、演劇を「業」にすることを考えるとき、公演予算を共有することが必要だと思う

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やりがい搾取やチケットノルマが問題になるとき、関係者で公演予算を共有出来ていないことが原因ではないかと感じることが少なくない。共有が出来ていれば相互理解が進み、こうした問題は起きにくくなるはずだ。さらには、演劇を「業」にすることを考える場合も、全員が公演予算をわかった上で話し合わないと、自分たちの道に進めないと思う。

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『シアターアーツ』「2022AICT会員アンケート」さあ、もう一度、劇場へ

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4月発行予定のAICT(国際演劇評論家協会)日本センター『シアターアーツ』(晩成書房)67号に掲載される「2022AICT会員アンケート」に参加させていただいた(以下、敬称略)。

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「演劇を続けていくには」を考えるための表

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どうすれば演劇を続けていけるのかは、当然ながら私自身も20代のころから考え続けている永遠の課題である。芸術なのだから、人の数だけ道があり、運が左右している面も大きいが、この問いをより複雑にしているのは、演劇が個人ではなく、様々な職能が集まった総合芸術だからという面がとても大きいと思う。特に公演ごとに集まるプロデュース公演、個人ユニットではなく、カンパニーとして集団を組織している場合に、この問題は重くのしかかる。

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