カテゴリー別アーカイブ: 演劇の創客について考える

演劇の創客について考える/(17)閉ざされている劇場は、仮囲いで内部が全く見えない建築現場と同じだと思う

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本連載の「(4)創客に必要なのは劇団や演劇人のガイドブックではなく劇場のガイドブック」では、映画作品ではなく映画館自体のガイドブックとして、『東京映画館 映画とコーヒーのある1日』(キネマ旬報社、2015年)を紹介しました。その美術館版と言えるのが『仕事帰りの寄り道美術館』(自由国民社、2014年)です。

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演劇の創客について考える/(16)2015年の演劇公演回数は横ばいながら市場規模は大きな伸び

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小劇場の集客状況まで推計した日本で唯一の資料で、ぴあ総研が調査・編集を担当したライブ・エンタテインメント調査委員会編『2016 ライブ・エンタテインメント白書』が、昨秋発行されました。業界団体限りの資料として非公開になった時期もありましたが、2015年から公開が復活したものです。

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演劇の創客について考える/(15)チラシの必要性とチラシ束の必要性を明確に区別して考えよう

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演劇にとって、チラシは重要な宣伝ツールです。公演当日まで形になったものがない舞台芸術では、観客へイメージを伝えるものが必要ですし、スタッフ・キャストの拠りどころにもなります。前売券が先行予約で完売するような超人気カンパニーなら、チラシを配る必要はないはずですが、公演の証として必ず印刷するという話も耳にします。

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演劇の創客について考える/(14)「日本一の文化祭」都立国立高校「国高祭」のクラス演劇が教えてくれること

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高校の文化祭シーズンですが、全国にはクラス演劇の競演で有名なところがあります。東京だと都立青山高校「外苑祭」、都立日比谷高校「星陵祭」、東京学芸大学附属高校「辛夷祭」などが有名ですが、中でも3年各クラスによる演劇で「日本一の文化祭」と言われるのが、都立国立高校「国高祭」です。

NAVERまとめ「日本一の文化祭!『国高祭』とは」

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演劇の創客について考える/(13)書店の在り方を一から考え直す『これからの本屋』、演劇の世界に通じる発想だらけ

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本が売れなくなっています。書店自体もネット書店に押され、リアル書店は激減しています。出版科学研究所(公益社団法人全国出版協会)の調査によると、2015年の紙の出版物の推定販売額前年比は、1950年の調査開始以来最大の減少率5.3%で、850億円が失われた計算になります。これはジュンク堂や有隣堂クラスの大型チェーンが2社潰れたのと同じ規模だそうです。全国の自治体の17%が「書店ゼロ」だそうです。

エキサイトニュース「紙の出版物、落ち込みが止まらない。本屋も激減し、雑誌は前年比91.6%」

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演劇の創客について考える/(12)2013年を契機に小劇場の集客は増加傾向にある

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小劇場の観客が増えているという話をよく耳にするようになりました。東京では集客の手応えを感じるという主宰もいますし、ロングランも普通に行なわれています。地域でもそれなりに集客が出来ているようで、興行的に失敗したという公演はあまり聞かなくなりました。

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演劇の創客について考える/(11)Twitterは宣伝ツールではなくライフログだ、アーティストは「情熱大陸」に密着取材されている心境でつぶやこう

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Twitterで公演の宣伝を繰り返しても集客には結び付かない。むしろ逆効果――という意見が最近目立ちます。私も全く同感です。

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演劇の創客について考える/(10)公共ホールが社会的実証実験として超人気作品のロングランをすれば、観劇人口は絶対に増える

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本連載も10回目になりました。今回は観劇人口を増やすため、究極の提言をしたいと思います。

演劇の創客を考えたとき、「そもそも誰もが観たいと思う超人気作品は前売段階で完売してしまい、観たいと思っても手に入らない」という意見があります。これは全くそのとおりで、若干の当日券は出るにしても、「この作品だったら観てみたい」と考える観劇ビギナーには手が届かないものになっています。

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演劇の創客について考える/(9)「わたしがさくらプラザに行かない理由」への回答

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本連載の「(1)『わたしがさくらプラザに行かない理由』」で取り上げた、さくらプラザ(横浜市戸塚区民文化センター)の開館2周年企画作文コンクールの結果が同サイトで発表されています。

さくらプラザサイト「さくらプラザ開館2周年企画 作文コンクール 結果発表!」

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演劇の創客について考える/(8)劇場の劣悪な客席を敬遠する観客を呼び戻す切り札として、映画館での「上演」を真剣に考えよう

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演劇の創客で障壁の一つとなっているのが、劇場の劣悪な客席です。新しい劇場では改善されたところもありますが、多くの劇場がパイプイス程度の客席ではないかと思います。小劇場だけではなく、中劇場以上でも古いところはイス自体が小さく、最近のシネマコンプレックスと比べると非常に見劣りします。学生時代から小劇場に慣れ親しんできた私でさえ、中年以後は窮屈な姿勢を続けていると苦痛を感じるようになりました。初めて行った劇場がそんな状態では、どんなに作品が優れていても再度行きたいと思わないのではないでしょうか。

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