ライブドアの堀江社長は「なかなかの将棋ファンのようである」と、『週刊文春』で棋士の先崎学・八段が指摘していました(3月17日号「先ちゃんの浮いたり沈んだり」)。確かに「将棋でいえば」「詰んでいる」「穴熊」など、堀江社長の発言には将棋の例えが多く出てきます。先崎八段はコラムをこう結んでいて、私は爆笑しました。
なるほど、将棋の戦法が身近に感じます。同じように演劇人も舞台用語をばんばん生活の中で使ったらどうでしょう。「立ち位置は」「見切れる」「板付き」など、明日すぐ使えるものばかりです。さらに「行き詰まったら小返し」「乗り打ちのように振る舞う」「人生にダメ出し」などと駆使したいものです。
利かされ
そういえば、週刊文春に連載されている先崎のコラムを最近チェックしていなかった。
雑誌をチェックして、単行本を買う。そんな風にして先崎のコラムを読んできた。単行本を買う時には大体の内容が既に頭に入っている。しかし、買う。読み捨て御免にならないのは先崎の…