この記事は2009年6月に掲載されたものです。
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ヘッドライン2009年6月15日
■動静
札幌の演劇人6名が発起人になり、札幌演劇情報ネットワーク<spin>(Sapporo Performing arts Information Network)が発足。演劇情報ペーパー「Sapporo Theater Schedule」発行、ポータルサイト整備を行なっている。
裁判2件。東京地裁は劇場下見で重傷を負った俳優の訴えを認め、スタジオライフ(本拠地・東京都中野区)と劇場管理者に約280万円の支払いを命じた。劇団四季(本拠地・横浜市)は旭川市民文化会館のアスベスト除去工事による会場変更で損害を被ったとし、旭川市に約1,200万円の賠償賠償を求め、旭川地裁に5月21日提訴した。
MSN産経ニュース「スタジオ転落事故で俳優けが 管理者に賠償命令 東京地裁」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090603/trl0906031845032-n1.htm
Doshin web(北海道新聞)「劇団四季、旭川市を提訴」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/166643.html
■募集
パルテノン多摩(東京都多摩市)が、主催事業「水上能」で使用する野外特設ステージ(水上能舞台)を9月に無償提供する。機材は持ち込みで電気使用料が必要だが、有料公演でも公園使用料(約10万円)以外不要。台風シーズンで苦労は多そうだが、とにかくロケーションが魅力。検討する価値あり。6月30日必着。
asahi.com「水上ステージ使いませんか パルテノン多摩」
http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000906050002
■劇場・稽古場
王子小劇場(東京・王子)が劇場近くに「王子スタジオ1」を新設。監修した駒込駅前スタジオに続くものとして注目される。
[googlemap lat=”35.757015″ lng=”139.73758″ width=”300px” height=”150px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]王子スタジオ1[/googlemap]
劇団四季は、キャッツシアターを横浜・みなとみらい21地区に11月新設、四季劇場[夏]を10年春に東京・大井町駅前にオープンする。
■賞
第36回伊藤熹朔賞は本賞が中根聡子(ペンギンプルペイルパイルズ『審判員は来なかった』装置)、新人賞が松岡泉(楽天エンタープライズ『空白に落ちた男』装置)、奨励賞が柴田隆弘(維新派『呼吸機械』、MONO『なるべく派手な服を着る』装置)、特別賞が田中義彦(特殊小道具・特殊効果プランニング等の功績)の各氏。第9回倉林誠一郎記念賞は個人賞が阿部義弘(国際交流)、上田亨(演劇音楽)の2氏。団体賞が人形劇団プーク(本拠地・東京都新宿区)。
■サービス
イープラスはファミリーマートと業務提携を6月9日発表、今秋から「Famiポート」での発券を開始する。詳細はプレスリリース参照。「Famiポート」は電子チケットぴあと両方を発券することになる。
ネビュラエクストラサポート(Next)が、折込代行サービスの申込件数・過去の参考件数をウェブ上で6月10日表示開始。
各公演の当日券を集めて割引販売する日本版「TKTS」のリアル店舗が、大阪・梅田に初めて誕生する模様。小原啓渡氏(大阪市立芸術創造館館長)が近畿経済産業局と進めていたもので、朝日新聞大阪本社版4月23日付朝刊によると、6月中に試験運用開始の予定。ネットではすでに「TICKETS@TOKYO」が稼動しており、リアル店舗が成功するか注目される。