才能はあなた方が発掘するものでは

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新聞各紙の年末回顧が出揃いました。
今年は若手への評価を停滞とするものと、着実な成長とするものに分かれました。

■停滞
朝日新聞(山口宏子編集委員)
日本経済新聞(関原のり子記者)
共同通信配信(無署名)

■成長
読売新聞(多葉田聡記者)
毎日新聞(高橋豊専門編集委員)

どちらの言いたいこともわかりますが、そもそも小劇場系の作品すべてを観ることが不可能な記者が、新たな才能の不在という言い方をすべきではないと思います。それは不在ではなく、記者のほうが新しい才能を見つけるアンテナを持っていないだけかも知れないわけですから。

遊◎機械/全自動シアター

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遊◎機械/全自動シアターのファンならマストバイの新刊、『高泉淳子仕事録』が河出書房新社から出ました。

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大切なのは失敗に学べる機会

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高崎さんが「劇場環境の地域格差について思うこと。」を書かれていますが、これには少し異論があります。コメント欄をクローズされているので、こちらに書いておきます。

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赤坂RED/THEATERが起こす“赤い革命” 

カテゴリー: しのぶの東京晴れ舞台 | 投稿日: | 投稿者:
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 365日間欠かさず劇場に通っても、全ての演劇公演を観つくすことが不可能な東京で、何を観るべきかを決めるのは楽しみでもあり、同時に悩みでもあります。
 その悩みをある程度解決しつつ、観客の好奇心を刺激する新しい世界へと導いてくれるのが“劇場”であってくれたらと、つねづね思います。作家や演目、出演者などについての知識がなくても、劇場を信じてチケットを買えるからです。

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劇場環境の地域格差について思うこと。

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:
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印象でいうと、首都圏だと客席数50席刻みで、劇場のラインナップがあるようなカンジである。例えば、福岡でいうとキャパ108席のぽんプラザホールが、首都圏でいえば、アゴラか駅前か王子にあたりそう。

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「青田買い」の王子小劇場

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朝日新聞東京本社版12月11日付朝刊(東京版)が、王子小劇場を大きく取り上げています。地元向けに企画している落語会の紹介記事ですが、小劇場界でいかに存在感があるか強調されています。

「新しい才能がいち早く見られる」と、小劇場ファンの間ではちょっと知られた存在の王子小劇場

(中略)

当初は、代表の玉山悟さん(33)が面白いと感じた劇団を誘うスタイルをとっていた。その中には「ポツドール」を率いて昨年、岸田國士戯曲賞を受賞した三浦大輔さんらもおり、劇場関係者の間では「青田買い」の場として知られている。

今では「王子(小劇場)は遠いけど面白いから」と、大阪や新潟から見に来る人もいるという。

玉山氏とスタッフの登米裕一氏の写真も掲載。asahi.comで見ると大きさが伝わらないと思いますが、紙面では玉山氏中心にトリミングされ、10cm×10cmの大きさで非常に目立ちます。

劇団をデジタル化する方法

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日経BP社「nikkei TRENDYnet」が、加藤昌史氏のロングインタビュー「演劇集団キャラメルボックス制作総指揮者が明かす『劇団をデジタル化する方法』」を12月6日付で掲載しています。

責任感と理念

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広島の制作者・岩﨑きえ氏のブログ「まど。」が指摘した「善意の人」。ギャランティの有無に関係なく、制作者にいちばん大切なのは責任感であり、その重要性を伝えるのが人材育成の難しさだろうと思います。

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8つの項目をあげてみます。

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:
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福岡都市圏は、一応国内で5番目くらいの都市圏ではあるが、それでも首都圏と比較すると、芸術文化環境の格差は著しいものがある。

とりあえず、ざっと思いつくだけでも以下の8つ項目で大きく水を空けられている。

1 劇場の環境
2 表現(者)の重層性、多様性の格差から来る学習環境、モチベーション保持環境

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製作費シミュレーション

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全国公立文化施設協会発行の情報誌『芸術情報アートエクスプレス』24号(2007年2月9日発行)で、小劇場系ユニットが都内の小劇場(キャパ180名)を6日間契約して公演した場合の製作費シミュレーションを、演劇ジャーナリストの土井美和子氏が掲載しています。

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