作成者別アーカイブ: 高野しのぶ

「CoRich舞台芸術アワード!2011」で小劇場公演の再演ツアーに高評価

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 CoRich舞台芸術!で毎年恒例のベストテン企画「CoRich舞台芸術アワード!2011」が実施され、2011年に上演された作品から観客投票による優れた舞台ベスト30が発表されました。

 第1位はままごと『わが星』(6都市ツアー)、第2位はイキウメ『散歩する侵略者』(4都市ツアー)、第4位はTAKE IT EASY!『舞台版「千年女優」』(3都市ツアー)と、上位に再演ツアー公演が3つも並んでいます。作品そのものの素晴らしさは言うまでもなく、首都圏以外の観客による高評価が投票の形であらわれたのではないでしょうか。

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「CoRich舞台芸術まつり!2011春」応募〆切の2/14(月)朝10時まであと一週間!

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 全国の舞台芸術団体がインターネット経由で無料で参加できる「CoRich舞台芸術まつり!」が今年で5回目を迎えました。⇒現在の応募状況
 2011年3月1日から5月31日までに上演される全国の公演が対象です。グランプリ受賞団体には2011年内に実施される次回公演の資金として、100万円が支援されます(過去の受賞者⇒)。準グランプリ、俳優賞にも副賞があります。

 ★今年から東京都以外の地域について、劇場客席数制限が300席以下から500席以下へと拡大されました。各地域の劇場環境の違いを考慮した参加条件の緩和です。
 都道府県ごとの応募数の割合を鑑みて第一次(ネット)審査通過の10団体が選出されます。例えば東京都以外からの応募が多ければ、それだけ東京都以外の団体が選ばれる可能性が高まることになります。応募〆切は2011年2/14(月)朝10時。どうぞ参加してください!

 ※初回から継続して審査員をつとめさせていただいております。毎年書いてきたfringe blogの記事(⇒)に応募時の重要事項およびコツは網羅されています。応募方法は今年も例年と同じですので、過去記事をどうぞ参考にしてください。
 これまでの記事のまとめの意味も含めて、下記にポイントを箇条書きにしてみました。詳細は公式サイトの概要でお確かめください。

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「CoRich舞台芸術まつり!2010春」応募〆切は2/22(月)、あと一週間です!

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 2010年3月より「CoRich舞台芸術まつり!2010春」が開催されます。ただいま参加団体の応募受付中!応募〆切は2/22(月)あと一週間です。⇒応募状況
 第1回から審査員をつとめさせていただき、今年で4度目になります。継続開催されていることを心から嬉しく思っております。⇒fringe TOPIC ⇒シアターガイド演劇ニュース ⇒2007年グランプリ ⇒2008年グランプリ ⇒2009年グランプリ

 これまでCoRich舞台芸術!を有効活用してきた団体は、簡単に応募準備が整うと思いますが、初めての方は概要(特に「応募について」)をよく読んで、〆切ぎりぎりになる前に準備をしてくださいね!
 ※応募条件は変わっていませんので、これまでのfringe blogエントリー(⇒2007年 ⇒2008年 ⇒2009年)もどうぞ参考になさってください。

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ツイッターを利用している団体・劇場/公式ハッシュタグについて

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 2010年元日から鳩山由紀夫首相がツイッターでつぶやきはじめました(アカウントは@hatoyamayukio)。テレビ局も視聴者との双方向のコミュニケーション手段として活用し始めています。舞台の制作者もそろそろ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

 私はツイッターを使い始めて数か月になります。今では友人とのウェブ上のコミュニケーション・ツールとしてアクセスしない日はありませんし、私にとっては信用できる情報収集の手段、および勉強の場ともなっています。ツイッターを見ている時間が長くなりすぎて、少々困ってもいるのですが(苦笑)。

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「CoRich舞台芸術まつり!2009春」応募〆切は3/23(月)

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 今年で3度目を迎える「CoRich舞台芸術まつり!2009春」にて、引き続き審査員をつとめさせていただくことになりました。⇒fringe TOPIC ⇒2007年のfringe blog ⇒2008年のfringe blog
 この大不況の中、フェスティバルが継続されたことをありがたく思っています。

 2009年4月から6月までに上演される全国の舞台芸術公演(客席数300席以下)が対象で、参加団体には費用がかかりません。第一次(ネット)審査で選出された10作品を、審査員が各地に観に行ってグランプリを決定します。受賞団体には次回公演の資金として100万円が支援されます。⇒2007年グランプリ ⇒2008年グランプリ 

 応募〆切りは3/23(月)ですので、あと1週間ですね。概要をよく読んで、お早めに応募されることをお勧めします。応募時に記入する文章はもちろん、過去の公演情報、舞台写真、動画など、団体アピールのために登録できるものは沢山あります。応募資格・条件は変わっていませんので、去年のエントリーも参考にしてください。

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記憶に残るチラシの工夫

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 どんどん多様化し、受け取る枚数も増えている演劇のチラシですが、埋没せずに目に留まり、記憶に残り、集客に直結する力を持つものもあります。

 私がお芝居を観る度にもらう大量のチラシ束の中から、「この作品は観てみたい」「このアイデアは素敵」と思ったものをご紹介したいと思います。

 ※2006年の吉祥寺ちらし会議のために作成した個人資料によると、私は月に200~300種類のチラシを目にしている計算になります。

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新国立劇場演劇部門の芸術監督人事について

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 fringeのTOPICにも取り上げられましたが、6/30に新国立劇場演劇部門の新芸術監督が発表されました(関連ページ⇒)。

 演劇人有志と日本劇作家協会日本演出者協会、国際演劇評論家協会日本センターが、7/14に芸術監督選定プロセスの詳細開示を求める会見を行いました。演劇情報サイト・ステージウェブで、その会見の様子が動画で見られます(取材:STAGEWEB編集部 柾木博行)。登壇者の発言は見たところおそらく無編集です。パソコンにかじりついて一時間ほどですべて拝見しました。

 会場で配布された、永井愛さんの「芸術監督選定プロセスの詳細開示を求める声明」も全文掲載されています。衝撃的な内容です。芸術監督の選定を「時間がないから」と押し切って、無理やり「理事長の一任」という形にさせたように受け取れます。でもこれは新聞・ネット報道と、永井さんの声明および会見の動画を見る限りの私の感想です。新国立劇場側からの説明をぜひ聞きたいと思います。

「CoRich舞台芸術まつり!2008春」の審査員発表

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 昨年に続いて開催される「CoRich舞台芸術まつり!2008春」(⇒fringe TOPIC ⇒昨年のfringe blog)にて、今年も審査員をつとめさせていただくことになりました。

 ただいまの応募総数は25団体。この中から10団体が第一次(ネット)審査で選出されます。応募〆切りは2/25(月)です。あと3日ですね。ギリギリになるとアクセス過多になりますので、概要をよく読んで、お早目のご登録をお勧めします。

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赤坂RED/THEATERが起こす“赤い革命” 

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 365日間欠かさず劇場に通っても、全ての演劇公演を観つくすことが不可能な東京で、何を観るべきかを決めるのは楽しみでもあり、同時に悩みでもあります。
 その悩みをある程度解決しつつ、観客の好奇心を刺激する新しい世界へと導いてくれるのが“劇場”であってくれたらと、つねづね思います。作家や演目、出演者などについての知識がなくても、劇場を信じてチケットを買えるからです。

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若手演劇人の文芸界での活躍と大手マスコミの注目

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 ただいま上映中の佐藤江梨子さん主演の映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は、三島由紀夫賞候補になった本谷有希子さんの小説(もとは戯曲)です。本谷さんは『生きてるだけで、愛。』で芥川賞候補になり、『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を最年少で受賞されました(『遭難、』は岸田國士戯曲賞候補でもありました)。NHK「トップランナー」に出演されたりAERAの表紙になったり、今やすっかり時の人ですよね。

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