5月の新刊。小劇場演劇のチケットノルマに注目し、12年半に及ぶフィールドワークを行なった田村公人著『都市の舞台俳優たち―アーバニズムの下位文化理論の検証に向かって―』が話題になっている。
東京都練馬区を本拠地とするカンパニーを1999年8月から追い続けたもので、厳しいチケットノルマに強い関心を抱いた田村氏が、その状況が変わるかメンバーが退団するまでを目途に調査を続けたところ、2012年3月までの期間を要したというもの。
5月の新刊。小劇場演劇のチケットノルマに注目し、12年半に及ぶフィールドワークを行なった田村公人著『都市の舞台俳優たち―アーバニズムの下位文化理論の検証に向かって―』が話題になっている。
東京都練馬区を本拠地とするカンパニーを1999年8月から追い続けたもので、厳しいチケットノルマに強い関心を抱いた田村氏が、その状況が変わるかメンバーが退団するまでを目途に調査を続けたところ、2012年3月までの期間を要したというもの。
今春、王子小劇場を退職され、北区の施設に移られた玉山悟氏のTwitterに触発され、久しぶりに小劇場演劇の予算を考えてみたい。今回は公演単位ではなく、団体としての年間予算だ。
私が目にした舞台芸術関連のチラシは、観劇歴を考えるとおよそ3万枚になると思う。気になったものは保存しているが、その中から特に「記憶に残る10枚」を選んだ。基準はチラシ自体の魅力で、作品内容とは直接関係ない。掲載は上演順。「CoRich舞台芸術!」にチラシ画像がある場合は、そちらへのリンクも掲載した。
テレビドラマ「めんたいぴりり」(原作:川原健)が舞台化された作品を福岡の商業劇場博多座でみてきました。
「めんたいぴりり」は実存する明太子製造・販売会社の創業者夫妻が、戦争を乗り越え、明太子を誕生させるまでの奮闘を描いた物語。2013年8月に福岡 ローカルで放送されたドラマは好評を博し、フジテレビ系列14局と韓国・釜山のKNNでも放送されたほか、第30回ATP賞、第51回ギャラクシー賞でそ れぞれ奨励賞を受賞、2014年8月にはDVDが発売されるなど、広く愛される作品となった。
http://natalie.mu/owarai/news/138786 より
平成27年度の芸術文化振興基金の採択内定状況が公開されましたね。
http://www.ntj.jac.go.jp/kikin/about/results.html
このうち、現代舞台芸術創造普及活動(演劇部門)の採択を東京・非東京にわけてグラフ化したものが、以下の表です。
棒グラフは内定額の総額 青線は非東京の件数ベースでの比率 ピンクは金額ベースでの比率です。
ビブリオバトルをご存知だろうか。2007年に京都大学の研究員だった谷口忠大氏(現・立命館大学情報理工学部准教授)によって考案され、その後各地に広がった「知的書評合戦」だ。自分が面白いと思った本を5分間プレゼンし合い、いちばん読みたくなった「チャンプ本」を投票で選ぶ。この模様はYouTubeで公開することが推奨されている。NHK BSプレミアム「このマンガいいね!BSオススメ夜話」も、ビブリオバトルに発想を得たのではないかと思う。
ジャストアイデアだが、ビブリオバトルの手法を小劇場演劇のオススメに使えないだろうか。ご承知のとおり、演劇のプレビュー記事というのは非常に難しい。これから上演する作品が面白いかどうかなんて、はっきり言って誰にもわからない。筆者が企画書や過去の経験に基づいた推測を語っているだけだ。演劇のプレビューなんてその程度の信頼性なのだから、だったら個人の思い入れたっぷりに「いまどのカンパニーを観るべきか」をプレゼンし合い、それでいちばん観たくなったカンパニーに足を運べばいいのではないかと思ったのだ。
福岡の公益財団法人福津市文化振興財団が、福津市文化会館(カメリアホール)の2015年度からの指定管理者選定に敗れ、3月末で解散すると報じられている。新たな指定管理者はシダックス大新東ヒューマンサービス九州支店とのこと。カメリアは椿のことで、同じ名前のホールは全国に複数あるが、これは福岡の話である。
毎日新聞ニュースサイト「福津市文化振興財団:解散へ 『収入の道なく、組織の存続無理』 会館の指定管理者変更、大きな波紋 2団体も追随 /福岡」 ※要会員登録
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20150109ddlk40040291000c.html
fringe[ナレッジ]の連載「カンパニーを進化させ集客へと導く具体的な方法/(8)作品には出来・不出来があることを自覚し、潮目を読んで勝負する」で、「どんなカンパニーも傑作が3本続くことはまずありません」と書いた。
どんなに優れた劇作家・演出家であっても、同じ人物が戯曲と演出を続けていれば、どうしても作風は似通ってくる。もちろん一定のクオリティには仕上げてくるだろうが、連続して3本観ていると初見の感動は薄れ、毎回が傑作とは言えなくなってくる。一作ごとに新境地を開き、それまでにない挑戦を仕掛けてくる劇作家・演出家はそうはいない。ベテランになるほどそうだろう。なぜなら、作風を変えるということは、それまでに培った評価を失うことになりかねないからだ。観客はそのカンパニーの作品世界が好きで来ているわけなので、観客までをも失う可能性がある。そんなリスキーなことは、普通はしない。
福岡で3つの劇団が10月、11月、12月と3ヶ月続けて小劇場ロングラン公演を行っています。
その3つの劇団は、それぞれ旗揚げから、5年目、10年目、15年目となっていて、若手・中堅・ベテランの劇団によるロングラン公演です。
東京では小劇場のロングラン公演は、日常的に行われていますが、東京以外の地域では珍しいと言っていいでしょう。
国内最大の助成制度である芸術文化振興基金の募集案内が公開されました。
http://www.ntj.jac.go.jp/kikin/bosyuu_0.html
ジャンルやレベルによる区分けがあり、慣れてないと何がなんだかわからないでしょう。
そこで、大雑把に言いますと以下のように理解されるといいんじゃないでしょうか。