青年団の松田弘子氏が公開日記で過去2回、「ポストパフォーマンストーク」を「ポストパフォーマンス」と略す人がいるくらいなら「アフタートーク」でもいいという趣旨のことを書かれています(2006/9/28付、2007/2/12付)。確かにそのとおりで、「ポストパフォーマンストーク」を使うからには略してはいけないと思います。
fringeでは、夏井孝裕氏の提言を拝見した2005年6月以降「ポストパフォーマンストーク」を使うようにしています。「ポストパフォーマンストーク」という言い方が増えてきたから右へならえではなく、「ポストパフォーマンストーク」を使う意味を考えてほしいと思います。
余談ですが、松田氏が「スタートレック」専用のインデックスを設けているのは、うまい手だなと思います。ウェブログのカテゴリーとはまた違う重みがあって、演劇以外への広がりを感じさせます。結果的に趣味の部分でもファンを開拓することに寄与しているのではないしょうか。
ポストパフォーマンス、という略し方が広まっているのですか。それは確かに気持ちが悪いことですね。
「ポストトーク有り」という表記も見かけるようになって驚いていました。post talkでは全く意味をなしません。郵便関係のイベントのようです。
「ポストパフォーマンストーク」がいいにくいならば、「シアタートーク」「ステージトーク」「アーティストトーク」あたりがよいのではないでしょうか。
書いたあとで思い直したのですが、一番お客さんにとってわかりやすいのは、
「終演後に(**による)トークがあります」
と文章になっていることですね。
「トーク」が最適解かもしれません。よもや、さらに略すひともいないでしょうし。
そもそものアフタートークですが、After Talkと二語に分けるのはおかしくても、Aftertalkとすればおかしくないんじゃないかと思います。Afterを形容詞的接頭辞に使う複合語はけっこうあって、有名なところではAfterburnerがありますね。Aftertalkは、英米では正しい英単語と認められていないようですが、大陸諸国ではけっこう用例があります。