ギンギラ太陽’s主宰の大塚ムネト氏の公開日記に、天神を舞台にしたラジオドラマを執筆している様子が書かれていますが、NHK「FMシアター」6月5日放送の「福岡天神物語」(仮題)のようですね。
ご存知の方も多いと思いますが、「青春アドベンチャー」も含めてNHKのラジオドラマは小劇場系の劇作家や役者の活躍の場となっています。NHKのオーディオドラマ班が元々小劇場好きということもありますし、若い才能を試すのにちょうどいい規模なのでしょう。
でも、公開日記5月18日付に書かれている
「運送屋さん」と言う表現にクレームがついた。担当が言うには「~屋」というのは、差別表現になるのだそうだ。例え「さん」をつけてもダメで、許されるのは「本人が自分のことを指していった場合に限る」とのこと。
は、行き過ぎでしょう。差別表現というより、過剰な自主規制です。
ドラマの場合、単語一つだけで判断するのではなく、前後の文脈で判断すべきですが、ディレクターは本当に番組考査を通した上で発言しているのでしょうか。
ギンギラ太陽’sテイストの作品が全国放送されるのはうれしいですが、NHKのこういう体質にはうんざりします。
以前、某新聞の広告で「散髪屋さん」がNGだった例を見たことがあります。もちろん、ご自分で名乗っていた場合です。ですから、文章中に出てくる担当の方の見解はNHKだけのものではないかもしれません。
その新聞では、理容店が自分自身を「街の散髪屋さん」と名乗ることも出来ないわけですか。全く理解出来ないですね。
ちなみに、私は2002年7月の「ER6」地上波放送中止問題以来、NHKは本当に軽蔑しています。
※この問題をご存知ない方は、「ER 放送中止」で検索してみてください。