前項の末尾部分で、国の助成金の首都圏偏重やその改善が難しいかもしれない。ということをほのめかすような記述をしました。
私は、芸術文化振興基金の予算配分に、芸術文化環境の地域間格差を生み出す仕組みがあるのではないかと考えています。そして普通に考えて、誰しも住んでいる地域には郷土愛があり、首都圏に偏重している助成金という既得権を首都圏の方が自ら手放すのは困難なことだろうとも思います。
前項の末尾部分で、国の助成金の首都圏偏重やその改善が難しいかもしれない。ということをほのめかすような記述をしました。
私は、芸術文化振興基金の予算配分に、芸術文化環境の地域間格差を生み出す仕組みがあるのではないかと考えています。そして普通に考えて、誰しも住んでいる地域には郷土愛があり、首都圏に偏重している助成金という既得権を首都圏の方が自ら手放すのは困難なことだろうとも思います。
高崎さんが力説されている舞台芸術創造環境の地域格差是正について、私なりの例え話をしてみたいと思います。
創造環境にもステップがあり、演劇人だけではどうにもならないことと、演劇人がなんとかすべきことの両方があると思います。これを「環境」という一言で括ってしまうために、そうではないと考える人とのあいだで議論が噛み合わないのではないでしょうか。私が言いたいのは「環境」にもいろいろあり、ステップごとに考えていくべきではないかということです。
(2008年04月29日の続きです。)
税金の考え方の一つに、地方交付税不交付団体というものがあります。これは、一定の基準を満たした財政的に豊かな地方自治体には、地方交付税は交付されない。というもので、東京都や愛知県がこれにあたります。
この考えからいうと、国から団体に交付される芸術文化振興基金の助成は、これらの地域に交付しなくて良い。という考え方もあるだろうと思います。
芸団協サイトのリニューアルした芸能花伝舎・芸団協セミナーのページに、「セミナー On The Net」というアーカイブが出来ました。
新国立劇場の演劇部門次期芸術監督人事についての批判は周知のとおりです。報道を読む限り、選出プロセスが不透明で、財団側が事前に決めた人事を押し通した印象を強く受けます。新国立劇場運営財団は7月17日に「次期演劇芸術監督の選考とその考え方」という文書を発表しましたが、この中でも5月に開催された選考委員会の経緯が、毎日新聞東京本社版7月8日付夕刊記事と異なっているように受け取れます。
fringeのTOPICにも取り上げられましたが、6/30に新国立劇場演劇部門の新芸術監督が発表されました(関連ページ⇒1、2、3)。
演劇人有志と日本劇作家協会、日本演出者協会、国際演劇評論家協会日本センターが、7/14に芸術監督選定プロセスの詳細開示を求める会見を行いました。演劇情報サイト・ステージウェブで、その会見の様子が動画で見られます(取材:STAGEWEB編集部 柾木博行)。登壇者の発言は見たところおそらく無編集です。パソコンにかじりついて一時間ほどですべて拝見しました。
会場で配布された、永井愛さんの「芸術監督選定プロセスの詳細開示を求める声明」も全文掲載されています。衝撃的な内容です。芸術監督の選定を「時間がないから」と押し切って、無理やり「理事長の一任」という形にさせたように受け取れます。でもこれは新聞・ネット報道と、永井さんの声明および会見の動画を見る限りの私の感想です。新国立劇場側からの説明をぜひ聞きたいと思います。
トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクトにて、アートマネージャーの研修環境の改善案を提案しておりました。これは首都圏で行われるアートマネジメント系のセミナーなどをネット中継で、地域で受講できるようにするというものです。
7/12(土)にトヨタ東京本社ビルでおこなわれたプレゼンテーションの結果、私どもFPAPの提案に助成をいただくことがきまり、かねてから訴えていた芸術文化環境の地域間格差の緩和に貢献できることを喜んでいます。
とはいえ、これはたいへん小さな一歩に過ぎません。
「反・貧困キャラバン2008」の西日本ルート出発式が明日に迫りました。
西日本の基点は「北九州」です。もちろん昨年の餓死事件を受けてのこと。
記念講演はNNN「ネットカフェ難民」ディレクターの水島宏明氏。
「式」までの全行程の中に、演劇的手法を取り入れたシーンが2つあります。