この企画で、首都圏以外への旅公演を考える制作者を対象に、地域の制作者が旅公演の相談にのるという「地域別ツアー相談会」が開催されます。
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支援者(団体)の厚みの違い1
表現団体を支援する人たちにも、いろいろあります。観客層も支援者といえますが、別項に譲り、主に以下のような支援者(団体)について考えてみます。大まかに以下のように分けてみます。
1 業として支援等を行う団体
2 表現団体に積極的な支援をしている劇場
3 劇評家
4 マスコミ等
モチベーション保持環境
平均的な関係者の気合いの入り具合
首都圏は団体数が多い分、土俵に載ってないカンパニーも多いのでしょうが、ここでは議論の対象にしないこととします。その地域の役者さんの平均的な意識を想定するものとします。
主に、福岡、北九州、佐賀、熊本、大分の役者さんから受けている印象との比較になります。あくまで平均的な話で例外はありますが、総じて首都圏で活動している役者さんの方が「気合いが入っている」印象があります。
2 表現(者)の重層性、多様性の格差から来る学習環境、モチベーション保持環境
芸術文化環境の地域間格差について、8つの項目の2番目にあげた「表現(者)の重層性、多様性の格差から来る学習環境、モチベーション保持環境」について、思うことを書いてみます。
わかりやすくいうと、いろんな方向性の芝居があるかないかということになります。
劇場環境の地域格差について思うこと。
印象でいうと、首都圏だと客席数50席刻みで、劇場のラインナップがあるようなカンジである。例えば、福岡でいうとキャパ108席のぽんプラザホールが、首都圏でいえば、アゴラか駅前か王子にあたりそう。
8つの項目をあげてみます。
福岡都市圏は、一応国内で5番目くらいの都市圏ではあるが、それでも首都圏と比較すると、芸術文化環境の格差は著しいものがある。
とりあえず、ざっと思いつくだけでも以下の8つ項目で大きく水を空けられている。
1 劇場の環境
2 表現(者)の重層性、多様性の格差から来る学習環境、モチベーション保持環境
表現団体の人は、環境のことを言いにくいので、
表現団体の人は、地域の芸術文化の環境の問題を言いにくい。
なぜなら、圧倒的におもしろい芝居を自らの才能と努力で生み出せば、どのような環境・地域であっても全国から注目を浴びるような大成功が可能だと信じているからである。
さらに、その理由を芸術文化環境や地域格差の問題にすることは表現者精神の敗北であると、意識しているかどうかの差はあれども、鋭敏に感じ取っているからだと思う。
言葉の定義。について。
このさくてき博多一本締めの投稿については、以下の言葉の定義を基本にしたいと思います。文脈により変化することがありますが、どの定義で使っているかは、なるべくわかるような文脈にしたいと思います。
芸術文化環境の地域格差をテーマに
みなさま、はじめまして。
福岡で小劇場系演劇の支援を中心に活動しているPINstage(ピンステージ)の高崎といいます。
福岡のNPO法人FPAP(エフパップ)のボランティア事務局長もしており、小劇場ぽんプラザホールの運営をしながら、各種の自主事業で福岡・九州の舞台芸術の支援をおこなっております。
福岡という地域からの視点で、芸術文化環境の地域格差をテーマに、fringeブログに投稿していきたいと思います。なにかとよろしくお願いいたします。