この記事は2007年12月に掲載されたものです。
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平均的な関係者の気合いの入り具合

カテゴリー: さくてき博多一本締め | 投稿日: | 投稿者:

●「fringe blog」は複数の筆者による執筆です。本記事の筆者は 高崎大志 です。

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首都圏は団体数が多い分、土俵に載ってないカンパニーも多いのでしょうが、ここでは議論の対象にしないこととします。その地域の役者さんの平均的な意識を想定するものとします。

主に、福岡、北九州、佐賀、熊本、大分の役者さんから受けている印象との比較になります。あくまで平均的な話で例外はありますが、総じて首都圏で活動している役者さんの方が「気合いが入っている」印象があります。

東京の団体は公演一週間くらい前から昼練習をおこなうのはスタンダード。というのはわかりやすい例かとおもいます(これが平均的な意識かどうかは精査が必要ですが)。

平均的な意識として公演一週間くらい前から昼練習はスタンダードという地域は、かなり少ないのではないかと思います。福岡で公演一週間くらい前から昼練習をしている団体は無いか、極めてレアだと思われます。

まるまる一週間、仕事ができないか、遅い時間帯にバイトするしかない状況は、個人にとってはかなりの負荷だと思います。その負荷を許容することができるわけで、気合いが入っていると感じるゆえんです。

また、ゼロからのスタートで上を目指す心意気で旗揚げした劇団の、チケットノルマ数や参加費の額なども、差があるようです。

旗揚げで手売りチケットが重要な選択肢であるとしましょう。

福岡だと、ノルマ30枚(1、800円)+参加費2万円くらいいけば、かなり気合いが入っている方だと思います。(ノルマ100枚といわれているところもありますが。)
東京の具体的事例を少ししか知らないので、論拠にならないかもしれませんが、東京で「ゼロからのスタートで上を目指す心意気で旗揚げした劇団」の場合、私の知る例では、いずれもこれを上回っていました。

相対的な比較で「気合いが入っている」ともっとも感じるのは、舞台で役者さんを見ているときです。しかしこれは主観的要素が大きくはいるので、ここでは触れないこととします